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スクーリング「保育相談支援」誌上体験①講義編


当校では,主に夏季に行われる一日ぶっ通しの授業のことを
「スクーリング」と呼んでいます。
今回は,8月の2日間で行った私の授業「保育相談支援」をご紹介します。
読み進めながら授業を体験していただこうという試みです。
第1回目は講義編です。

授業の目標はこの2つです。

毎週,私が行っている通常の授業や,
他の講師の授業も合わせて,それぞれが関連しています。
それぞれの授業の中で同じような内容や語句が
繰り返し出てくることもあります。

2日間,9:00から昼食休憩を含めて17:30まで,
このようなメニューで行います。
基本,ワークがほとんどですので,

ただじっと講義を聞いているのではなく,
自ら気付き,考え,書き,対話していく時間を
たっぷりととってあります。

まずは,ざっと基本的なことを
講義で伝えます。

保育士の仕事は2つあります。
子どもを保育することはもちろんですが,
もう1つ,保護者支援も大切な業務になります。
これが,今回の授業のテーマになります。

もちろん,すべての保護者に同様の子育て支援を行うことはありません。
子育てに困難を感じるケースには上のスライドのような場合があります。

降園のちょっとした場面で,
子どもへの接し方のモデルをさりげなく示すことも保育相談支援です。
日頃培った保育技術を生かしての保護者支援なのです。

保育技術とは,大きく分けて5つあります。
これらの保育技術があってこそ,

保育相談支援の技術が成り立つのです。
そもそも子どもへの対応が下手な保育士の助言を
聞く保護者はいませんよね。

園の中だけでなく,
広く様々な情報をもっていることも支援には必要です。

日常的に顔を合わせることができれば話をし,
会えなければ連絡ノートのやりとりで
コミュニケーションを図っていきます。
雑談って,結構大切ですよね。

また,行事や懇談など,特別に来てもらう機会もつくります。
特に,お父さんに来てもらうには,こういうときがチャンスです。

また,保育士が作るモノを通して,
様々なメッセージを送ることができます。

今回のスクーリングでは,
徹底的に「個別支援計画」作成にこだわってワークを進めていきます。
私の講義はここまでです。
もう,この2日間では講義はしません。

誌上体験は,ワーク編に続きます。


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