心筋梗塞になって3ヶ月で絶対してはいけないこと【その症状,原因,対処】
2019年9月6日,佐渡総合病院にて,
心臓の冠動脈のカテーテル手術を受けました。
診断は急性冠症候群。いわゆる心筋梗塞です。
心筋梗塞を他人事のように感じている40代,50代の方もいらっしゃるでしょう。
逆に私と同様,心臓に何かしらのリスクを抱えて生きている方,そしてご家族の皆さん。
発作の不安はありませんか?
私は不安です。怖いです。
今回は,同じような思いをされている方に向けて,
私の体験に基づく「絶対にしてはいけない行動」をまとめました。
結論から述べます。
「心筋梗塞になって3ヶ月で絶対してはいけないこと」とは,
「調子に乗る」ってことです。
運動,夜更かし,仕事,裸足で冷たい床の上をを歩く,腹一杯の外食・・・
入院や減塩生活のおかげで,体重が10㎏減った私。
もっと痩せたい!それには運動だ!と,エアロバイクを漕ぐ日々。
有酸素運動は主治医からOKをもらっている。
脚は全然疲れない。スタミナも余ってる感じがする。
まだまだいけるぜ!と,調子に乗る。
調子に乗って,家での仕事やYouTubeを見るために,
深夜までパソコンの前から離れずにいる。
運動してるからたまにはいいよね~と,
調子に乗って,美味いもの=塩分が高いものを腹一杯食ってしまう。
それでもこの3ヶ月,心臓の具合はそんなに悪くなかったのです。
だからといって,やってはいけないのです。
調子に乗って,健康な人と同じような生活・行動をしてはいけないのです。
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2020年1月12日の午前4時頃,
退院後初めて頓服薬=心臓の具合が悪くなったら飲む薬「ニトロペン」を飲みました。
そのときのことは,この記事をお読みください。
そして,1月14日20時頃,心臓の鼓動が強くなりました。
横になっていても,治まらないのです。
不安によって心臓がドキドキしているのか?
狭心症の症状なのか?
また,ニトロを飲むべきか?
葛藤の末に,ニトロ1錠を飲みましたが,治まりません。
2錠目,3錠目と飲んでもドキドキしています。
この状態が何なのか?
そんなことは素人の私がどんなに考えても分かるわけがないのです。
救急外来に行きました。
心電図,血中酸素濃度,血圧,聴診の結果・・・
「異常なし」
ホッとしました。
・・・が,じゃあ,この心臓の嫌な感じは何?
ということで,翌日に再度受診しました。
血液検査,レントゲン,心電図の検査ほぼフルコース。
結果は予想通り「異常なし」です。
じゃあ,何だったんですか?昨夜の心臓のドキドキは?!
と,主治医に尋ねたところ,
「あなたは手術してまだ3ヶ月しか経っていないんですよ!」
やはり,日々の過ごし方に無理があったということです。
病人は病人らしくせよ。
体や頭は疲れていなくても,心臓に負担がかかっているのだと。
私は死にたくありません。
仮に死の瞬間が射精のように快感であったとしても。
眠り落ちるときのように心地好いものであったとしても。
この世からいなくなる。
すべてOFFになってしまう。
そんなことは到底受け入れられません。
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だから当面の間,私の過ごし方は以下のようにします。
運動は家でのストレッチ中心。
ジムは禁止。その時間は仕事に充てる。そして早く寝る。
クリーンな食事で体調管理と減量を進める。
クリーンな食事とは,塩分・悪い油・白砂糖が少なく,
食物繊維・カリウム・たんぱく質が豊富なメニューのことです。
青魚・大豆食品も意識して摂ります。
そして一番,実行すべきことは,
横になる。
ということです。
ちょっと動いたら,ちょっと横になる。
仕事から帰ったら,パソコンの前に座らず横になる。
食事をしたら,まず横になる。
これで,心臓に休息をとらせることができます。
カテーテル手術の直後,私はペッドで数日間仰向けのままでした。
そこから少しずつ,角度をつけてベッドを起こしていきました。
自力で1分間立ち,10m歩き,30m歩き,最後は500m歩き,
本当にスモールステップで体を縦にし,動かしていきました。
だから,心臓が最も安らぐのは,体を横にしているときなのです。
涅槃のポーズについては以下に書きました。
最もやってはいけないことは,調子に乗ってガンガン動くこと。
やるべきことは,なにかつけて横になることです。
がんばるな。ぐうたらせよ。
ということです。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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