途中下車の醍醐味
年末年始のおいしかったもの振り返り第三弾は、帰省途中に小田原駅で食べた魚國の海鮮丼ランチ。
実家へは高速バスで帰るのがリーズナブルかつシンプルな帰り方なのだが、息子氏と初めての帰省ということもあり、途中下車しやすい電車で帰ることにした。
しかし小田急線でロマンスカーに乗る予定がまさかの人身事故で運転見合わせ。
通常の小田急線で小田原を目指したため予定よりも大幅に時間がかかってしまい、私も夫氏もへろへろだった。
その分お昼時から少しずれた時間だったからか、あまり待たずに入れたのは怪我の功名といったところか。好物の茶碗蒸しまで付いてきた海鮮丼が美しくて、見ただけでもテンションが上がる。
丼を埋めつくした大ぶりの海鮮たちにはすでに味がついていたので、醤油を追加せずにそのままいただいた。
ムチムチ、シコシコ、プリプリとそれぞれの食感や味わいがごはんの甘さと一緒に身体に染み渡って、道半ばですでに体力をほとんど消耗していた私に再び立ち上がる力をくれたのだった。
抱っこ紐で眠る息子氏を起こさないように恐る恐る食べたこともあって、覚えているのは「あー、久しぶりに新鮮なおいしい生魚を食べられた!」という実感がほとんどなのだが、それでも大満足の海の幸ランチ。
新幹線でびゅっと帰れば楽なところを、時間をかけて途中下車しながらだからできる旅の醍醐味も久々に思い出すこともできた。
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