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世の中にある一定数存在する、素敵な仕事をする人たち

世の中には、とても素敵な仕事をする方々が、ある一定数いらっしゃるということを
最近痛感する。

四条駅の改札横の駅員窓口で、改札を通る乗客たち文字通りひとりひとりに「ご利用ありがとうございます」と声をかける駅員さん。

一生懸命、キラキラとした瞳で、笑みさえたたえながらごみ収集をする作業員の方。
いつもありがとうございますのお返事に、「とんでもないです」と笑って答えられる、素敵さ。

たまたま通りがかった喫茶店に引き寄せられて、入るかどうか友人と悩む。
よし入ろうかと決めて日傘を畳んだ途端に、あちらから「どうぞ、お入りください♪」と扉を開けて出迎えてくれるかわいい店員さん。
案の定、ひとつひとつ、ドリンクも、お料理も、メニューも、こだわりを持って丁寧に作られていて。
マスターがする店員さんへの声掛けは、愛あるコミュニケーションそのもので。見ていてすごくじんわりする。

何となく入った、BALの地下にあるお洋服やさんで、
店員さんたちが私に似合う服を次から次へと楽しそうに探しては
あれもこれもと着せ替えさせてくれる。
きっと、この方たちはお洋服がとても大好きで、心からウキウキワクワクしてるんだろうな、と伝わってきて私まで楽しくなってくる。

「新作のドリンクの試飲をご用意しております。よかったらいかがですか?」と、ひとりひとりに声をかけるスターバックスの店員さん。
おすすめされなかったらきっと自分からは選ぶことはなかっただろうそのドリンクが、その日から私のお気に入りになったこと。

「いつもありがとうございます。今日も素敵ですね。」「会えて嬉しいです。また来てくださいね。」「ごゆっくりお過ごし下さい。」
こころに ぽっ とぬくもりが灯る接客を、毎日変わらずに届けてくれるお気に入りのお店があること。

どこかの誰かが心を込めた、素晴らしい仕事と出逢えるおかげで
私は新しい楽しみを知り、
世界がまたひとつ広がる。

それは
「売る」「買ってもらう」「マーケティング」
の域を超えた、
ただただ誠実に目の前の人へ幸せを運ぶ、お仕事。
目の前の人の人生に少しでも豊かな価値を届けられますようにと
その人の一日が、私たちとの出逢いを通して少しでも素晴らしいものになりますようにと、
心を込めて、愛を伝える行為。

受け取る側は、まるで花束を受け取ったような
心が温まる気持ちになる。

心から、純粋に、”人の為になりたい”
そう思ったとき、仕事は仕事じゃなくなる。
それは愛の交換になるんだ。

「本当に大切なものを大切にすることは
どんな社会であっても、変わらずに価値あることであり、
それを否定する必要はない。」

この気づきは
経営学を忌み嫌い、
資本主義社会における”仕事”の存在を否定し、
この世で生きていく辛さばかりを見ていた私にとって

世紀の大発見だった。

”物事の本質を見なさい”
いつも、力強くそう訴えかけてくれた、
恩師の姿が思い浮かぶ。

なぜ、”人類学” が専門の(屋久島でサルを追いかけていた)先生が、経営学部に在籍されていたのか。

どうして経営を学ぶのに、中国の少数民族の村に連れていかれたのか、
バリ島のOgoh-Ogohに参加することになったのか。

卒業して4年経った今、初めて腹の底の底の方で、腑に落ちて理解できたような気がする。

村も、会社も、サービスも
結局は人と人の付き合いだ。
「人の為に何かしたい」
目の前の人を想う気持ちが、結局は「素敵な仕事」を生み出し、
そのサービスを受け取った受け取り手の間で
「この会社はいい仕事をする」という評価が生まれてくる。
その結果、「対価をもっと払ってあげたい」と、
花束のお返しを渡してあげたくなってくるんだ。
誰しもから愛され、生き残っていくビジネスって
結局そういうことなんだと思う。
まだ、やったこともないのに偉そうな口をたたくけど。(笑)

この話は私が見つけた世の中の真理だと思ってるけれど。
是非いろんな人と議論してみたいなあ。

8年前、経営学部に入学しておいてよかったと、初めて心の底からそう思った。
あんなに無意味に感じていた経験も、その後の人生の生き方次第で意味あるものになる。
出来事をどう捉えるか、なんだ。
過去は変わっていく。

いつしか彼のような存在になりたい。
改めて強く、強く信念を結びなおした。


世紀の大発見だ、、!とスタバで興奮していた時に大好きな店員さんが書いてくれた👀



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