体重110kgから4ヶ月で60kgにした話

現在の体型は身長172cm体重57kg。
至って普通の体型である。
なんならもともとガリガリで昔から弱々しい体型だった、小学生中学生あたりの頃かな。
中学生の頃剣道と柔道を始めた。
当時の身長は147cm体重38kgとかなり小柄だった。
剣道は体型はあまり関係のないスポーツだが、柔道は体型が大きければその分強い。
体型面で不利な僕はテクニックで相手に勝とうと思い練習を続けたがやはり重量級の相手には敵わない。
そこで中学生の頃から筋トレを始めた。
筋肉はすぐに付きはじめ、体が細い分腹筋が割れるのは早かった。
それからして、高校ではレスリングと中国拳法を始めた。
この頃には体重は70kgになり、だいぶガタイがよくなった。
大学に入って複数の武道と総合格闘技を始めた。
大学に入ってからとことんまで増量しようと思い、地獄の逆ダイエットを始めていった。
もともと細かった人間がここまで食うようになるとは、、、1日8食食べた。
栄養面なんて気にせずただひたすらに胃に物を入れていった。
1食目、朝4時に起きて早朝飯、早朝からコンビニ弁当2つ。
2食目、7時に朝食、卵5個に納豆2パック、木綿豆腐1パックと味噌汁3杯、どんぶりに山盛りの米。
3食目、10時に朝食と昼食の中間飯、2000キロカロリー分の菓子パン。
4食目、13時に昼食、学食で定食。チキンカツ定食が多かったかな。
5食目、15時におやつ、ピーナッツ1袋、大量のブロックチョコレート、ポテトチップス。
6食目、18時に夕飯、学食で食べるかコンビニ弁当、もちろん2人前。
7食目、21時に晩飯、スーパーで安売りになってる惣菜やら弁当やらとにかくいろいろ。
8食目、時間は決まってない、寝る前に牛乳1リットルで作るプロテイン。
これを一気に飲み干して1日の食事は終了。
飯を食べていない間は実は学校の授業なんて出ていない、ほぼピ逃げだ。←当時の出席管理システムで、学生証を機械にピってかざして出席を取って退席するサボり技の事。
その空いた時間でジムに行って筋トレ、公園で懸垂。
この時点でおかしいやつだが、自分の体がデカくなっていくのが楽しくて仕方がなかった。
結果110kgの体になった。
でも100kg超えると色々な弊害も起きた。
まず、顔が不細工すぎる。
体脂肪を落として筋肉だけならまだマシかもしれないが、ムキムキというよりガッチリってイメージの体にしたかったがために脂肪もある程度残しておいたせいだ。
そして体を少しでも動かそうものならすぐに息が切れる、体力の消耗がエグかった。
そしてなにより、食費がやばい。
大学生ながら月20万は食費に消えた。
光熱費だったり削れるところは削っていくしかなかった。
維持費が高すぎる。
そしてある記事を見つけた。
ボディービル等、肉体改造をハードにやる人ほど早死にする。
そこで決めた。

もうやめよう

それから、食費に月20万かけていた生活から、月0円生活に切り替えた。
何を食ったかって?
何も食わない。
急にそんなことできないでしょ?
嘘だと思われるかもしれないが、体を作るのに全力だった僕がある日突然やめると悟った瞬間、今までの苦労は一体なんだったんだと思い、精神的に効いた。
まるで大好きな彼女と何年も付き合ってきて、何百万と貢いできた人と、将来のことを考えると自分とは合わないから別れようと言ってしまった気分だった。
だからこそ何も食べない、ができた。
一昔前、世界仰天ニュースでやってたんだよね、同じようなダイエット方法をする夫婦が。
それが頭にあって、何も食べなきゃ痩せるんだと思い何も食べない生活を4ヶ月続けたらいつのまにか60kgまで落ちていった。
その間、水分はもちろんとっていた。
実を言うと一切食べなかったわけではない、多少口に入れたいと思って飴やグミはちょっとだけ食べたが本当にそれだけだ。
もともと細身の人間がわざと太らせていた、からこそここまで簡単に痩せれたのだと思う。
くれぐれもこんな食生活は確実に体を壊すだろうから真似しないように。

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