蓮花のように清くきれいに咲くよりは 泥をのみこみすくすく育って 蓮根みたいに 最後は誰かに…
熱風にまじって 塩の匂いがすると 海が見えなくても 港町に住んでいることに 気付かされる 広…
眼鏡を新調して よく見えるようになった目 ”僕ってこんなに気持ち悪い顔してたんだ” って君…
"keeちゃんほらかわいい花が咲いたよ” ってあの人が教えてくれてから 毎年その花が咲くと 思…
瀬戸内の海は 小さな虹の似合う青 北陸の海は 心落ち着く深い青 二つの海はつながっていて た…
空が急に癇癪を起して ドシャ降りの雨 持っていた紙袋が濡れて破けて 両手で紙袋を抱えて必死…
”あなたのすべてを知りすぎちゃったわ” って大好きだったコにフラれた君 アメンボは空も飛ぶ…
複雑な生い立ちを話されて すぐに恋した私はちょろかった 今思えばそれが彼の常套手段 私の片…
こぶとりのおじさんが 傘をさしてバス停にたっている イケメンのすらっとした王子様ではないけ…
取り返しのつかない失敗を 何度繰り返したら いいんだろう 死ぬよりもつらい悲しみを 与えてし…
行きつけの中華料理屋さんへ行ったけど 満席で入れなかったから とぼとぼ手をつないでうちへ帰…
午前2時を過ぎたミナミの深夜の食堂 立ったまま居眠りしてたら 厨房からおじちゃんがでてきて …
ODをして助かったあと 君が一番最初にしたことは 借りていた本を図書館に 返しに行くことだっ…
お婆ちゃんはさ 新聞の訃報欄を読むのを日課にしてた ほ~うほ~う はぁ~はぁ~って 一人ひ…
足りないばかりの恋は つらかった ”これ以上応えられない” 泣きながら私を振った彼のこと 心…
目つきの悪いマンボウ: "マンボウの中身はがらんどうです。 甘くておいしいたいやきは 鯛でな…