お母さん
久しぶりに実家に帰った。
介護の仕事をしている母は少しだけ痩せた気がした。
でも相変わらずの温かい微笑み、
何かを一緒に買い物した時は必ずと言って良いほどレジのところで私を押しのけ自分でお会計をしてしまうパワフルさ。
私、もう30過ぎてるんだけど笑
お母さんという存在は不思議だ。
私に起こった出来事なのに、自分のことみたいに喜んだり怒ったり私以上に心配したりする。
自分が美味しいと思った食べ物を無理矢理食べさせようとする。
仕事で疲れてるはずなのに自分が全部動こうとする。
お風呂を先に入ることにやたら申し訳なさそうな顔をする。
なんでも周りの人を優先して自分を後回しにする。
お母さんという存在は不思議だ。
実家からの帰り道はなぜかいつも涙がこみ上げてくる。
元気な姿でずっとずっと一緒にいたいと思うけど、その望みは叶わないと知っていて
だから切なくて今だからたくさん味わっておこうとつよく思う。
目を見て話せること、身体に触れられること
謝りたかったこと、感謝したいこと
目の前で伝えられて、返事が返ってくることがありがたいことだと
深く理解して暮らしたい。
お母さん、いてくれて本当にありがとう
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