見出し画像

北海道日本ハムファイターズを語ったら長くなる話①

私は、北海道日本ハムファイターズのファンである。
中でも栗山英樹監督時代のファイターズは溺愛レベルで好きだった。

栗山監督との出会い

出会いと言ったら大袈裟だけど、私は小学生の時に兄の影響で少年野球チームで男の子に混じって野球をしていた。
ある日、野球教室にやって来た野球の先生の中に栗山さんがいたのだ。

野球教室に来た栗山英樹さん(左)と牛島和彦さん(右)


若い〜😊

この時私は初めて栗山英樹さんの存在を知った。

2016年ファイターズヲタクになった私

2016年リーグ優勝にグッと近づいた15連勝。
その少し前からファイターズの雰囲気はとても良かった。

【プロ野球チームでこんなに選手たちが少年のように野球を楽しんでいるチームがあるのか!】とビックリし、当時仕事でマネージメントをしていた私は、どうやってこんなチームを作ったのかに興味を持ち栗山監督の本を読み漁った。

一軍の試合はもちろんのこと、2軍の試合もかなり観に行ってファイターズという組織の考え方を勉強したのだ。

監督のマネージメントだけに留まらず、北海道に移転した時の話も本で読んだ。

こうして、私は北海道日本ハムファイターズという組織のヲタクになったのだ。

2016年9月26日西武ドーム

この日の先発は菊池雄星vs大谷翔平。
今となっては、何て素晴らしい対戦カードなんだと思う。
私はたまたま現地にいたのだ。
推しの岡大海(おか ひろみ)選手が怪我から1軍に戻ってくるであろうと予測して取ったチケット。
それがまさかのリーグ優勝がかかった試合になったのだ。

これがなんとも痺れる試合だった。
ものすごい投手戦。
菊池雄星投手も大谷翔平投手も凄まじいピッチングをしていた。
一体、どのタイミングでトイレに行けというのか!というくらい目が離せない。
私は、何度も大谷翔平投手の先発試合を観たけれど、それまでにない集中力とコントロール。
それもそのはず。大谷翔平投手はそれまでの野球人生で一度も優勝したことがない。そして、高校の先輩である菊池雄星投手と対戦して勝ったことがなかったのだ。

野球人生初の優勝がかかった試合での大谷翔平投手の集中力は凄かった。
そして、それに負けないくらいのピッチングをしていた菊池雄星投手。

あの試合を現地で観れたことは今でも本当に幸運だったと思う。
今でもこの試合を上回る神試合には出会っていない。

クライマックスシリーズと日本シリーズ

リーグ優勝したらクライマックスシリーズ。
この時、多くの選手が満身創痍だった。
特にリリーフの宮西尚生投手は足を引きずりながら登板していた。
そして、プレッシャーから吐いてしまう選手もいたという。
ペナントレースとは違う。1つの勝ち負けが大きく運命を分ける試合。

ペナントレース中は少年のように楽しそうに野球をしていた選手たちの表情が凛々しくなっていった。

何とかクライマックスシリーズを突破したファイターズ。次は日本一をかけた日本シリーズ。

私は第4戦を観に札幌ドームへ飛んだ。

その試合で私の記憶に強く残っているのは、グラウンドの選手ではなくファンの姿だった。

私の後ろの席の年配のご夫婦。
旦那様が「今日来るかすごく悩んだ。僕が観にいくと負けるんだよ。でもどうしても中田翔のホームランが観たかったから車で3時間かけて来たんだよ」

私は「大丈夫!私が行った試合は全部勝ってるから、今日は勝ちますよ!」

そして、ファイターズは勝ったし、中田翔選手もホームランを打ってくれた。
旦那様と一緒にめちゃめちゃ喜んだ。

帰りの空港ではビジョンに第5戦が放映されている。
待ち時間みんなビジョンやワンセグで試合を観ている。誰かが打つと空港がわぁ!!と歓声に包まれる。
試合の途中で離陸。
着陸する頃には試合は終わっているだろう。
着陸したら、みんな一斉に携帯の電源を入れてあっちからもこっちからも「勝った!!!」と喜ぶ声。

この光景を選手に見せてあげたかった。

あの一体感はそう簡単には味わえないなんとも言えない素晴らしい光景だった。

幸せな時間をありがとう

日本一の瞬間も語りたいところだけど仕事中だったから試合は観れていないし、終わってから結果を観たので投手のバースが打席でトドメを刺したことに驚いたくらいしか覚えていない。

2016年という年はファイターズにたくさんの幸せな時間をもらった年だった。

だから、私はこの時の選手、監督、コーチ、フロントの皆さんにとてもとても感謝しているし、今でも特別で大好きなのだ。

もうほとんどの選手が移籍したり、引退しているけど、どこに行っても変わらず大好きだし応援している。

オフも楽しむヲタク

シーズンオフ。2軍施設の鎌ヶ谷スタジアムに行ったらビックリ。

優勝効果なのだろう。観たことがないファンの数。
それまでは、柵なんかなくて外周からグラウンドを覗いているとそのすぐ後ろを選手が歩いていてファンと挨拶交わしたりしていたのに、選手が歩けないほどのファンが殺到して柵が設けられた。
オフは大谷翔平選手も鎌ヶ谷に戻ってくるのでそうなるのも納得。

鎌ヶ谷ではこの距離で選手を見れる※この写真は2017年撮影

だけど、私の楽しみ方は、2軍の選手を観ること。
試合を観ていると自然と名前やプレイスタイルがわかる。2軍で頑張っていた選手が一軍の試合に出ているだけで、母親のように嬉しさと心配な気持ちで見守るヲタク。
オフも頑張ってるかい?って心の中で聞きながら来年一軍で活躍してくれることを願っていた。

このページはほぼ2016年で終わってしまったので次回に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?