恋愛考察。 マンネリカップルが付き合い続ける意味とは? ートキメキの無い恋人契約・結婚契約を維持し続けることの意味ー

恋愛関係は継続していけば多くのカップルが当初感じていたトキメキを感じなくなり、マンネリ化し倦怠期に陥る。
トキメキを感じなくなったとしても相手に対して尊敬の念や、一緒にいることで得られる安心感があれば恋人・夫婦としての契約を継続し続けることは出来るかもしれないが、トキメキがなくなるということは当初相手に感じていた独占したいという思いを喪失することだ。

そもそも恋人契約・結婚契約は相手を独占する、ということが肝にあると思う。
まずは好き合った者の両者が、お互いに相手を独占したいという思いから、貴方を独占させてください、そのかわりに私を独占させてあげます、という相互間に独占することを了承する契約だと認識できる。
恋人契約は法的措置がないため拘束力が低く、結婚契約では法的措置があるため恋人契約よりかはいくらか拘束力が増すように思う。
とは言え昨今の不倫事情を鑑みると拘束力が十分であるとは言えないが。

このように恋人契約・結婚契約に至るにはまず恋人の両者が相手を性の対象として意識し、心をときめかせ、欲することで契約の合意に至るわけだが、そもそもの起点である性の対象として認識しトキメキを感じなくなってしまった場合、残るのは契約関係のみになる。
極端な言い方をすれば、欲しくもないものを所有していることにより、自分は他の魅力的な性対象との交流を阻害されることになるのだ。

ただこれも、単純に好きじゃなくなったからお別れしましょう、という風にはいかない、2人の間には長年培ってきた歴史があり2人の間には共通して抱えるプロジェクトや共用する所有物がある。
恋人となり、同棲などもすることなく、付き合い始めて半年や1年程度で相手にときめかなくなったし、その他に恋人として継続しようと思える感情がわかなくなった、となれば別段別れることに問題はないだろう。
しかし真逆の例では、結婚して10年経っており小学生の子供もいる、となると簡単に別れるわけにはいかなくなってくる。
当初は相手にトキメキを感じて互いに独占契約を結んだものの、契約の起因となったトキメキがなくなった時には2人で共有して抱えるものが大きくなりすぎているため容易に別れることができなくなっているのだ。

なのでここで残ってくるのは当初の目的である「トキメキを起因とした独占」ではなくなってくる。
例えばよくあるのは「父親・母親は必要だからそのために残された独占契約」ということもあれば、不純な動機による「安定した収入のある相手と結婚するための独占」というのもある。
他には、独占契約の違反については目を瞑るようになる恋人関係・夫婦関係もある。

繰り返し申し上げることにはなるが、そもそも性的対象として意識してトキメキ、相互に独占を目的とした恋人契約・夫婦契約を行なったのだが、ある地点でトキメキを失ったことや他に大きく抱えるプロジェクトがあることによって独占の契約条項が霞みがかってくる。

長年連れ添った夫婦が相手のことを性の対象となる異性ではなく家族と見なすようになった。という声は非常に多い。
そしてトキメキがないのに独占契約のみが残っているので、契約を遵守する気持ちにはなれずに不倫に走ることとなる。

恋人関係・夫婦関係にマンネリが生じたら一度考えてみよう。
なぜ契約を破棄出来ないのか、何か抱えるものがあるのか、もし抱える物を優先して契約を継続した場合に両者は独占契約を違反する自体は起きないか?また独占に関しては考え方を改める必要があるのか?
2人が一緒にい続ける意味を再考しよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?