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不登校だった次男と給食について。

皆さんは給食が好きですか?
私自身は昔から食べ物の好き嫌いが多い方だったので、保育園から小学校まで、給食に関してはあまり良い思い出がありません。

保育園のときは、お肉がどうしても食べられなかったので、先生に内緒でこっそりポケットに隠して、休み時間にゴミ箱に捨てていました。ある日、先生に見つかって、めちゃくちゃ怒られた上に全員の前で反省文を読まされました。

そして、小学校のころは嫌いなものでも無理矢理に食べさせられたので、ますます大嫌いになってしまいました。あれは教育的にどういう意味があったのでしょうか?

中学校の頃は、同じクラスの野球部の友達がなんでも食べる良い子で、私が嫌いなものを何でも喜んで引き受けてくれました。彼は私にとってのヒーローでした。

さて、昨年11月に投稿した記事では、うちの次男が長年の不登校状態を脱して、少しずつ学校で過ごせる時間が増えてきたことを書きました。

その後も順調に回復が進み、曜日によっては朝登校して夕方の下校時間まで学校で過ごせる日もありました。

いちばん驚いたのは、給食を平気で食べられるようになったことです。次男は小さいころから食わず嫌いが激しくて(人のことを言えませんが)、家では本人の好きなメニュー以外はほとんど口にすることがなく、終日学校で過ごす上で給食がいちばんのネックになるだろうと考えていました。

そのため、事前に担任の先生と相談して『苦手なものを無理に食べさせない』『「食べられそうなものだけ食べればいいよ」と毎回声がけをする』『工夫次第で食べられそうなメニューの場合は家庭から都度情報共有する』という体制で望みました。

給食の時間に参加するようになってから初めの数日は、おかずには手を付けずにご飯と牛乳のみという感じで「これではお腹が空いちゃうだろうな」と心配しましたが、少しずつおかずも食べられるようになっていき、2週間くらいで毎食ほぼ完食できるくらいになりました。

もしかしたら勇気をだして一口食べてみたら、世の中にはいろいろ美味しいものがあるんだ!ということに気付いたのかもしれません。

それにともない、家での食生活も大きく改善することになりました。これまでは、次男向けのメニューを他の家族とは別に用意するため、準備する方も大変でしたが、今ではほぼ家族と同じメニューが食べられるようになりました。

そんな感じで順調に回復してるかのように思えた次男ですが、良いことばかりではありません。

二学期ももうすぐ終わりという12月中旬のある日、とつぜん学校に行くのを嫌がるようになってしまいました。それについては、また次回書きたいと思います。


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