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プログラミング学習は一人でやるより、さっさと就職した方が成長できる

はじめに


私は都内のIT企業に2022年4月にエンジニアとして新卒で入社しました。
入社してから4ヶ月経った2022年8月にこの記事を書いています。
以前に就活のことも記事にまとめていますので、興味があればご覧になってみてください。

入社前は時間を持て余した大学生だったので自分でPHPやJavaScriptを学習しており、入社後は会社は4月から7月までの3ヶ月間はプログラミング学習を主とした新入社員研修を行っていました。

近頃、エンジニアへの就職や転職を目指してプログラミングを学習している人も多いと思います。
タイトルを見て「そんなこと言われても、まだ就職できないから勉強してるんだよ」という声が飛んできそうです。
ですが、一旦それは置いといて「就職すればこんな感じの環境で勉強できるところもあるんだな」くらいの気持ちで読んでください。

この記事で1番言いたいことは、ずっと一人で勉強しているよりも早く就職したほうが成長度早いということです。
あくまで一個人の経験をもとにした考えなので、その点はご了承ください。

新入社員研修を終えた今、大学生の頃行っていた一人での学習と会社で受けた研修の成長度合いに大きく差があると感じています。
しかし、一人での学習と就職して複数人で行う研修それぞれに良し悪しがあります。
私が感じた特徴を「一人での学習」「就職してからの学習」の順でまとめていきます。

一人での学習について


私は一人での学習には下記のような特徴があると感じています。

  • 自分のペースですすめられる

  • 何を学習するか自分で決められる

  • 何事も自分で解決しなくてはならない

この記事は「今は自分で勉強していて、いつかエンジニアになりたい」と考えている人に向けたものなので、一人での学習についてはサラッと記述します。

一人での学習は総じて自由度が高いです。
教材も自分で決め、時間管理も自分で行うでしょう。

自由度が高いということは悪く言えばいくらでも怠けられるということです。
人間の意思は非常に弱いもので、すぐに楽な方へと逃げてしまいます。
なので継続するのが難しいと感じる人も多いでしょう。

プログラミングの学習は、何度もわからないことに直面すると思います。
身近に頼れる人がいない場合、一人で解決しなくてはなりません。
これは学習スピードは低下しますが、やりきることができた場合調べる力が身につきます。

就職してからの学習 


私は新卒で入社したため、同期十数名と3ヶ月間研修を受けました。
その中で感じた特徴は下記の通りです。

  • 強制的に学習しなくてはならない環境

  • 教えてくれる講師の方がいる

  • 一緒に勉強する人がいる

  • 研修の内容が予め決められている

影響が大きいと感じた順に列挙しました。
各項目について具体的に記述します。

強制的に学習しなくてはならない環境

個人的にこれが一番大きかったです。

私は一人で勉強しているとき、朝に「今日はこれだけやるぞ〜」と8,9時間勉強する予定を立てて、結局やったのはその半分くらいという日を何度も過ごしました。

ですが就職してからは違います。
私の会社は基本出社するルールなので、毎朝9時に部屋に集まり、1時間お昼休憩、18時に退勤という日々を過ごしていました。
昼以外も細かい休憩が途中で何度か入るので、おおよそ7時間くらいは学習に取り組んでいたでしょう。

このような「やらなければいけない環境」は一人で作るのはなかなか難しいと思います。
そのような意味で一番に挙げさせていただきました。

教えてくれる講師の方がいる

研修のスタイルは、一人の講師の方が講義形式で新卒全員の研修を進めるという形でした。
教えてくれる人は外部講師の方で、10年近くプログラミングの研修に携わっている方でした。

誰に教えてもらうかは当たり外れが激しいと思います。
私は幸運にも非常に親切でわかりやすく説明してくださる方でした。

例えば個人で書籍を使って学習を進めているとき「同じように書いてるのになんで動かないんだろう」となったことはありませんか?
私は、調べてもなかなか解決方法が見つからない、進まないから嫌になって勉強を中断、結果それで半日が過ぎてしまう、なんてことが何度もありました。

研修ではそれがなくなります。
もちろん、何かに詰まった瞬間すぐに教えてもらうわけではありません。
講師の方には「わからなかったら時間を決めて自分で調べる。それでも解決できなかったら「何で詰まっているのか」と「何を調べたのか」をまとめて質問してください。」と言われていました。

私も研修中何度も質問させてもらいました。
その約半数は質問して秒速で解決していた気がします。
「そんなことだったのか。でも質問できなかったら、解決に何倍も時間かかっていただろうな。」と思うことが多々あり、頼れる人の存在のありがたみを日々感じていました。

学習効率の向上という面に大きく貢献してくれます。

一緒に勉強する人がいる

これはメリットとデメリットが分かれる点だと思います。
まずメリットを挙げます

複数人で勉強するメリット

周りの目があるので、簡単にサボることはできません。
これは最初に記述した「強制的に学習しなくてはならない環境」に近いです。

次に複数人で開発する経験ができます。
個人的にこれは非常に大きかったです。

研修の最後にチーム(3,4人)で1つのプロダクトを作り、それを今後お世話になるであろう先輩方に対して発表するというものがありました。

誰かと一緒に開発するのは楽しいです。
設計やデザインを一緒に考えて、実装で詰まったときにはお互いの知恵を絞って解決策を探す、その過程がとても楽しく新鮮でした。
いいアイデアに対しては褒め合ってより良くできそうなら意見を言う、といった形で開発を進めることでモチベーションを高く保ちながら取り組むことができました。

複数人で開発するデメリット

私が感じたデメリットは、進み具合を周りと比較して悲観的になってしまうという点です。

私は情報系の学部出身ではなかったので、周りよりもプログラミングのベースの知識が少なかったと思います。
個人的にそれを補うよう学習していたつもりでしたが、研修が進み難易度が上がるとどうしても周りに遅れを取ることがありました。

「周りより進みが遅い、自分はできないやつだ」とネガティブになり、気持ちが落ちていた時期もありました。
私は深く悩んでしまうことはありませんでしたが、人によってはデメリットになるかなと思います。

研修の内容が予め決められている

学習することが決められているのは思っている以上にありがたいことでした。

一人で学習しているときは「どれやろうかな、何作ろうかな」と学習する前の段階で悩むこともありませんか?
「これ面白そう!」とやり始めたはいいが数日後には「やっぱこっちも面白そうだな」となって結局全部中途半端なんてことも。

研修ではテキストがありそれに沿って進みます。
スケジュールがしっかり立てられているので、考える必要がありません。
そのためインプットや開発に集中して取り組むことができた印象があります。

一人で学習している方で何をやるか明確になっていない方は、研修の内容を外部に公開している企業もあるのでこれらを実践するのもい以下もしれません。
参考程度に2社ほど掲載しておきます。

まとめ


私は一人での学習と会社での研修を比較して、数倍の密度で学習できたと感じています。

サロンに入ったりプログラミングスクールに通うと決して安くはないお金がかかります。
ですが会社の研修では、お金をもらいながら質の高い学習をすることができます。

何事もメリットとデメリットは表裏一体ですが、これを読んでくださった方に少しでもお役に立てれば嬉しです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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