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【映画】金欲しさに結成された最高峰の頭脳集団。麻薬ビジネスで大儲け!?

日本では危険ドラッグと呼ばれる、いわゆる違法な薬物の取引では、一般人からすれば想像もつかないほど大きなお金が動きます。
しかしいくらお金が欲しくても、露見すれば留置所にぶち込まれるので
普通の人は麻薬ビジネスに手を出したりしません。
危険ドラッグの販売は薬機法という法律に抵触し、罰則は3年以下の懲役または300万円以下の罰金、もしくはその両方と定められています。

では、もしも法の目を掻い潜り、堂々と麻薬を販売できたら?
警察には逮捕されないし、金も儲けられるしで最高では?
そんな考えを持った大学教授がかつての学者仲間を集め、
最高峰の頭脳を悪用して麻薬ビジネスに乗り出す!
今回紹介するのはそんな映画です。

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち 


原題:Smetto quando voglio

「別に俺ら悪い事してませんけど?」とでも言いたげな表情の7人。(上の画像)
そう、彼らの麻薬ビジネスはギリギリ法律で取り締まれないところを突いてくる、ドラッグの開発、販売なのです。
チームを構成する7人は、皆がそれぞれの専門分野の権威であるという
超エリート集団。神経学、計算学、考古学、言語学、経済学、文化人類学、記号学。
このイタリア中の叡智の集まりが、リーダーで大学教授のピエトロを中心に、ぶっ飛び確実、最高品質のドラッグを開発して売りさばく過程を描いた
「頭脳×犯罪」のコメディ映画です。

「作品あらすじ」

主人公「ヤバい。大学教授の仕事をクビになりそう」
妻「仕事はどう?私そろそろ食洗器が欲しいんだけど」
主人公「任せとき。でっかい仕事が入ったから(嘘)」
→結局大学はクビに。しかしある日、薬物で金儲けする事を思いつく。
かつての学者仲間をイタリア中から呼び集める主人公。
主人公「合法の薬物を作って売れば、一気に大金持ちになれる。皆の頭脳があれば簡単だ。やろうぜ!」
皆「その話乗った!」

「鑑賞ポイント」

①7人の個性的なキャラクター

各々の専門分野を活かした活躍を見せてくれる教授たちですが、
ギャンブル中毒だったり、女癖が悪かったりと、社会的にマイナスな点が非常に多い面子です。
時には思いっきりモラルに反する事でも躊躇なく行います。
誤って自分の講義に出ている学生を銃撃し、その事実を隠蔽しようとして
記憶を消す薬物を飲ませるなど、やっている事はほぼギャングです。

②華麗な麻薬ビジネス

売れる薬物を作るための市場調査、クラブに潜入して薬物のダイレクトマーケティングからの新規顧客獲得のスピード感、販路の拡大、どれも理想的なビジネス展開です。
すぐに懐に金が入ってくるので、調子に乗って身の丈に合わない贅沢をし始める様も見ていて愉快です。


「いつだってやめられる」はシリーズもので、全3部作となっています。
今回紹介した「7人の危ない教授たち」はその1作目にあたり、
「10人の怒れる教授たち」「闘う名誉教授たち」とシリーズは続きます。
3作で一つのストーリーになっているので、ぜひ通して鑑賞してみて下さい!

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