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【映画】我が子を虫眼鏡で探す父親。一体なんでそんな事に?

子どもの成長は親が思うよりも早いものです。
「この間までは軽々と両手で抱えられていたのに、もうすっかり重くなった。でも小さいころの可愛さも今となっては恋しい」
嬉しそうにそう語る友人を見て、とある映画を思い出しました。

それがこちら

「ミクロキッズ」

原題「HONEY, I SHRUNK THE KIDS」は、「やっべ、うちの子を縮めちゃった」みたいな意味です。 

子どもを縮める。聞いただけでは「?」が浮かぶ事でしょう。でもそれ以上に説明しようが無いのです。
額面通り、誤って自分たちの子どもをミクロサイズに縮小してしまう、お騒がせ博士の物語です。

かつて東京ディズニーランドに、この映画をテーマにしたショー形式のアトラクションが存在しました。
現在は「スティッチエンカウンター」がある場所で開催されていた
ミクロアドベンチャー」という3Dシアターです。

「作品あらすじ」

博士「物体をミクロのサイズまで縮小できる装置を発明したぞ」
→学会で発表するも誰も信じてくれず、落ち込む博士。
そこへ隣家の子どもが打った野球ボールが飛来し、偶然にも装置のスイッチを入れてしまう。
博士の子ども&隣家の子ども「なんか装置が動いたと思ったら、体が虫みたいに小さくなっちゃった!」
博士「おーい、子どもたち。どこへ行ったんだい?…まさか、僕の発明で縮んだのか!?」
隣家の両親「うちの子まで被害にあった、どうしてくれるんだ!」
博士「戻します。戻しますから…」
こうして虫眼鏡片手に家の中庭を大捜索。一方縮んだ子ども達はジャングルと化した中庭を必死の大冒険。
果たして家族は再会できるのか?

「鑑賞ポイント」

①ミクロサイズの視点

博士の発明によって縮小した子どもたちにとって、ただの草むらも巨大なジャングル。アリでさえも大怪獣。そんな彼らを襲う数々の危機、それを乗り越える過程で芽生える友情や愛。
同年代の子どもが感情移入しやすいようなストーリー展開です。

②大人との対比

ミクロの大冒険を繰り広げる子ども達を探す大人の視点は、どこか滑稽で笑えます。子どもを踏みつぶさないように空中に浮かびながら、虫眼鏡を片手に中庭を捜索する博士。その様子を奇異な目で見る周囲の人たちなど、本人は必死なのに、「あの人何してんの?」みたいな周りとの温度差が面白いです。

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