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【映画】娘の仇め、未来で待ってろ!家族の愛は時代をも超えていく

過去に戻ってやり直せるなら、何をしますか?
あの時こうしておけばよかった、あの人と結婚しておけば幸せだったかも、というような、存在したかもしれない未来について考えてしまいますよね。

ですが今日の映画はその逆。突然未来に飛ばされた家族が、娘の死という過去を消し去るために奮闘するSF作品です。

タイムトラベル家族 1991年から愛を込めて

「4コマあらすじ」

「作品みどころ」

1991年から2022年へ、約30年の時を超えた家族3人。
もちろんスマホなんて知らない彼らは、ダイヤルしたいのにボタンが無い、と騒いだり、無暗に画面をタップして壊しかけたりと、扱いに困ってしまう。
他にも履歴書をタイプライターで作ろうとしたり、ファッションセンスが古すぎると馬鹿にされたりと、30年という大きな時間のギャップに中々慣れることが出来ない。

2022年に飛んだ家族は知人のもとを訪ねるが、当然皆年をとっている。
キビキビしていた母親は認知症を患って同じ話の繰り返し。ペペが散々ポンコツだと罵っていた男がいつのまにか年上に。
家族は彼らの手助けを受けながら、なんとか現代に馴染もうとする。
そして娘を殺した容疑者の男と出会い、未来で知り合ったインチキ占い師と協力して犯人を追い詰めていく。

家族はそれぞれ、一度は過去に戻る事を諦めて2022年の未来で生活していこうとする。
妻はアパレルショップに就職して同僚の女性と友人関係を築いてゆき、
息子はガールフレンドを作って青春を謳歌していた。
しかしペペだけは娘の死を受けいられず、1人で過去に戻る方法を模索する。
結果的に1991年へのタイムトラベルは成功するが、未来で過ごした時間が
彼らにとっていかなる意義を持つのかは、最後まで映画を見れば分かる。


「コメント」

タイムトラベルというテーマを扱う作品では、時間軸とストーリー展開に矛盾が無いか、など気になってしまうところですが、この映画に関しては
そういった点は重要ではありません。
もちろん話は破綻していませんし、散りばめられた伏線はおおよそ綺麗に繋がっています。
ですがこの作品のもっと大きな魅力は、プロットの精緻さよりも、時空を超えても繋がる家族の絆だと思います。
後半に待ち受ける意外な展開は中々予想が難しいんじゃないでしょうか?
ぜひご覧になってください!





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