消費税増税に反対する人はいないのか

概要

 2016年5月28日(土),消費税増税(8%→10%)を延期する予定であることを発表した。期間は2年半で増税されるのは2019年10月ということになる。延期する理由は伊勢志摩サミットの議論にて世界経済が直面するリスク回避のためと説明。唐突な話であり,麻生氏・谷垣氏は異論を唱えている。

消費税8%に上がった時

 8%に増税した時は,「デフレをたどる一方だし,仕方ないのでは」と漠然としか捉えていなかった。いざ増税されて日々を過ごしていると感じるわけです。「8%って思ったより高い」と。みなさんもそう感じたことはありませんか。8%期間は当初1年間だけで,すぐに10%に引き上がる予定だったので,いやちょっと待てよと。

本当に増税は必要なのか

 ノーベル経済学賞を受賞されたクルーグマン氏も増税には反対していた。そこで、私も増税が必要なのか調べてた。

 8%に増税してからモノの売り上げが落ちてきている。外食に至っては約6割の企業が売り上げ減少した。スーパーで値段見ても高く感じるしね。高いなら無理して良いものを買わないほうが良いんじゃないか。値段が落ち着いた時に買えば良いのではないかと,そうして世間はデフレマインドになってしまった。

このままではダメだ

 増税したにも関わらず,結局意味がありません。10%に増税されたらもっと購買意欲を失いますよ。結果,必要最小限の買い物だけをして裕福感はなくなり,売り上げ低迷から技術進歩もなくなって他国に大きく離されてしまう。誰にとってもよくない状態である。

デフレ脱却こそ取り組みの優先事項

 安倍首相が発足してから,景気回復を着実に進めており「アベノミクス」とまで言わしめたけれど,またデフレ状態に戻ってきた。企業にベースアップ(給料UP)を求めてもあまり効果は見られず。だからもう増税しようぜってなるのが一番恐怖ですね。もっと慎重になろうよ。増税反対しているところはないのか。

増税反対派はこれを好機としないのか

 増税を反対している党は,社民党・共産党・生活の党の3党。3党にとっては好機なのでは。その割には表に出てこないことが不思議。消費税増税の効果が見込めないこと,そしてデフレ脱却のための対策案を講じれば支持率は上昇すると思うのですが。消費税増税を賛成・反対のどちらにしろ,目の前の選挙にとらわれることなく,十分に話し合っていただきたい。