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マッチングアプリは始める前から結果が決まる…必要なのはコレだけ

「なかなか出会いが無いから
 
私もマッチングアプリをやってみようかな」
 
という方が多いですね。
 
少し前まで
 
「どこで知り合ったの?」と聞かれて「アプ…いや、紹介で」みたいに
 
ごまかしていたのが堂々と言えるようになりました。
 
さて
 
アプリを利用する方たちを見ていて、また、実際に相談されて私が感じることがあるんです。


それは
 
「アプリは、まだ出会っていない段階でも、自己肯定感で決まる」


ということです。
 
 
普通、恋愛では出会ってからがスタートなのですが、アプリの場合
 
登録した時点からがスタートになります。


つまり、アプリでまだ誰とも出会っていなくても
 
 
自己肯定感が高い人ほど結果が良く

自己肯定感が低い人ほど結果が悪いということがなんとなくわかるのです。

 
 
クライアントの綾さん(仮名・34歳・会社員)は
 
「結婚もしたいけれど、まずは彼氏が欲しくてアプリに登録したのですが
 
なかなか出会うまでに至らないです。もっと手軽に会えると思っていたのに」
 
と相談に来られました。
 
私は恋愛カウンセラーもしているので、具体的なノウハウとして

マッチングアプリについても相談にのらせて頂いています。
 
 
お話を聞いてみると綾さんは両親と2歳年下の弟の4人家族でした。
 
両親にも大切にかわいがってもらい、弟さんとの仲も良かったようです。
 
いろいろヒアリングしたのですが
 
綾さんには自己肯定感が大きく下がるような出来事は無さそうに思えました。
 
こんな「何も問題が無さそうなのに」拗らせている方が、すごく増えた気がします。
 
それで、もう結婚したくないなら いいのですが
 
結婚したいと思いながら34歳までロクに彼氏がいない、

アプリをやっても上手く行かないというのは、やっぱり気になります。
 
 
そこで
 
綾さんのご家族についてもう少し詳しく聞いてみると…。
 
やっぱり、出てきました。
 
お母さんがとても素敵な方だとわかりました。

綾さんのお母さんは
 
すらっとしていてキレイで参観日でも目立ちました。
 
そして性格も良く綾さんにとってはいいお母さんでしたし
 
お父さんとの仲も良く、とても幸せそうな女性でした。
 
何をやっても上手で美味しいご飯を作ってくれたお母さんでした。
 
綾さんの自慢のお母さんだそうです。
 
家ではお母さんが太陽でお姫さまでした。
 
 けれど

そんなお母さんのせいで、綾さんの女性としての自己肯定感はずっと低いままだったのです。
 
「どうせ何をやってもお母さんには勝てない」
 
そう無意識に思って本気で何かに取り組むことができない子になっていました。
 
身近な女性の見本の母親が
 
あまりにも素敵過ぎると、娘は最初から「もう無理だ」と感じます。
 
(私の母はほどほどでヨカッタ、怒られるけど)
 
 
綾さんは自主的に物事に取り組んだり、挑戦したいとは思うのですが

出来ないのです。そんな自分がイヤで自分を責めることで
 
どんどん自己肯定感も下がって行ったのです。

 
けれど、さすがにアラサーになるとお母さんの影に隠れていては
 
恋愛も結婚も出来ないと気が付きました。

もうちょっと早く気づいたらよかったけど、綾さんにとっては
 
きっとベストなタイミングだったのでしょう。
 
 
「どうせ男の人はお母さんのような女性が好きなんだろうなあ」
 
と思うのですが
 
恋愛や結婚を手に入れるのは「綾さん自身」がやらなければいけません。
 
 
それで、まず恋愛しようとしましたが
 
好きになれる男性に出会わず、好きだと言ってくれる男性にも出会えませんでした。
 
そもそも、そこまでの仲になれなかったそうです。
 
 
それでアプリなら「出会い」という目的が明確なので
 
「これならとりあえず出会えそう」と思い、始めたそうです。
 
 ところが登録して3か月になるのに誰とも出会えていません。
 
「いいね」をもらったら綾さんからも「いいね」を返すのですが、

その後は何も起こらないようです。
 
自己肯定感の高い人なら「自分からコメントしてみよう」とか思えるのですが
 
自己肯定感が低いと、すべての行動や考え方に自分で制限をしてしまい
 
一歩踏み出すどころか手も足も出ない状態になっているのですね。
 
「『いいね』が来て私も『いいね』を返したけれど、それっきり。
 
こっちからコメントするほど気になる感じでもないし。もしかした

ら向こうも私に『いいね』したことを忘れてるかも知れない」

というふうに、行動しない方、流れを変えない方を選んでいくのです。
 

恋愛だけじゃなくすべての分野でそうなので、なかなか人生が変わらず、
停滞し続けます。
 
よくステージがずっと変わらないって言いますが、なんだかずっと同じところに居る、そんな感じ。
 
自己肯定感が低く、自分に価値が感じられていないからなのですが
 
もうひとつ、厄介なことがあるんでするんです。
 
 
それは
 
 
すべての結果を自分の価値と結び付けていること
 
なんですね~
 
 
 
どういうことかというと
 
綾さんは、例えば友達が何となく機嫌が悪いと
 
「私、何かしたかな…」と不安になっていました。
 
みんなで旅行に行く日に雨が降ると
 
「私、もしかしたら雨女なんじゃ…」と、申し訳なく思っていました。
 
重症ですね。
 
自己肯定感が低い人ほど何か望まないことが起こると
 
「私のせいかも」「私が悪いのかも」「私ってツイていないから」
「どうせ私なんてうまくいかない」
 
と捉えます。そして延々と自分と結果を関係付けることをやめません。
 
普通に起こる出来事に対しても、そんなふうなので心が疲れ切っています。
 
自分から行動を起こすとなると、もっとそんな状況を自分で引き起こすことが
 わかっているので一歩が出せないのですね。
 
 
私は綾さんが自分で自分を苦しめているなあ、と思ったので
 
【あること】をおススメしました。
 
 
 
すると…
 
 
 
 
自己肯定感を下げ続ける負のループがストップしました。
 
【あること】というのは
 
 
 
自分の価値と出来事の結果を切り離す
 
 
練習です。
 
 
友人の機嫌が悪いのは友人の問題で、私の責任ではない
 
まして私の価値には何にも関係がない
 
 
旅行が雨なのは、気象の問題で人の力は及ばない
 
まして私の価値には何も関係が無い
 
 
というふうに目の前の現象を分けて捉えるようにしたのです。
 
最初は少し面倒ですが、慣れるとサッとできます。
 
 
 
その度に綾さんは「なぜこんなことまで、自分のせいだ、自分が悪いからだ
 
と思っていたんだろう、あほらしい…」
 
と思えるようになったのです。そこで自己肯定感を下げるループがストップしました。
 
 
すると、機嫌が悪そうな友人に
 
「機嫌悪いの?大丈夫?なんか気が晴れる映画にでも行く?
 
それともゆっくりしたいんなら、今日はもうお開きにしようか」
 
みたいに、言えるようになったのです。
 
 
 
そういうことが言えるようになると、今度は自己肯定感が自然に上がって行きました。
 
自分を責め否定せず、意見が言えるようになったのだから当然ですね。
 
 
自己肯定感の高い人はもとから「結果が良くても悪くても、自分には価値がある」
 
「相手の反応に関係なく自分のままで大丈夫」という感覚があります。


無条件に自分に価値を感じているため、恋愛や人間関係や調子が悪いときも

メンタルが安定しているのです。
 
だから、結果に振り回されずに、じっくり結果につながる行動ができます。
 
 
マッチングアプリは見知らぬ人ばかりの世界で
 
自分も相手にとっては見知らぬ人なのです。
 
 
その世界の出来事に一喜一憂していたら
 
感情が振り回されて 続けることができなくなります。
 
たとえば、自己肯定感が高い人は、相手に理由もわからず
 
ブロックされたとしてもスパッと
 
結果と自分の価値を切り離して「次へ行こう」と思えます。

メンタルが安定しているからこそ、素直に行動を続けられるわけですね。


一方、自己肯定感が低い人はアプリに振り回されます。

たとえば、少しでも相手が予想外の言動をすると
 
「私にはアプリは向いてない」と自己否定してしまいます。
 
 
アプリが気になりつつも、開かない状態がずっと続きます。
 
また、ダラダラと「おはよう・おやすみ」を送り合っているような相手を
 
なかなか切れないこともあります。

おそらく「もしかしたら、ご縁が繋がる可能性もある」

といった思い込みや罪悪感から、貴重なエネルギーと時間を無駄にしてしまいます。

さらに、せっかく会うことになっても、日が迫って来ると
 
行きたくない気持ちになったりもします。


いずれにしても自己否定、罪悪感、承認欲求、あせり、不安などで
 
全然まだ出会ってもいないのにアプリで疲弊していくのです。
  
やはり自己肯定感が高くないと仕事や人間関係はもちろん、アプリでも苦労しますね。
 
綾さんは、【日常の場合分け】をやっていくうちに、自分を客観的に見られるようになりました。
 
そしてだんだん無駄な自己否定をやめられるようになりました。
 
そうしているうちに、今までお母さんの陰に隠れていたのですが
 
「お母さんはお母さん、私は私」と分けて考えられるようになったのです。
 
 
お母さんは素敵、と認めながらも
 
「お母さんに関係なく私にも価値がある」と思えるようになったのです。
 
その後、綾さんはアプリで、自分から「いいね」をした男性と出会うことができ
 
とんとん拍子にお付き合いになりました。
 
 
 
綾さんがしたアプリ対策はプロフの写真をかわいくすることでもなく
 
興味を持ってもらえるような自己紹介文を書く事でもなく
 
自己肯定感を上げただけでした。
 
 
「私、自己肯定感が低いかも」と感じておられる方は
 
一度、遠くから自分を眺めて
 
「結果と私の価値には何も関係無い」ということを確認してみてくださいね。

自分に価値があることを知る、その一歩が、新しい人生の扉を開くかもしれません。

マッチングアプリに限らず

最良のパートナーとの出会いは、自己肯定感を高めることから始まるのです。
 
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