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リスカをしている友人

タイトルの通り
僕にはリストカットをしている友人がいる
友人といっても向こうは
僕を友人と思っているのか不明だ


まぁそんなことはさておき
その友人は家族関係や友人関係で色々あり
リストカットに手を出したらしい
リスカの跡も沢山付いていて痛々しい
そして学校も不登校になってしまっている
「死にたい」とも伝えてくれた


これは少し前の話しだ。

僕はリスカをしたことがないから気持ちは分からない
分からないけど何かしたかった

その友人をよく遊びに誘ったり
話を聞いたりはした

でもそれだけ
遊びに誘うだけ
話を聞くだけ

本当に何も出来ていない
話を聞くだけで上手い答えは出せないし
遊びに誘うだけで心から楽しませて
あげることは出来ていないし

結局何も出来ていない

段々と僕は友人に何も出来てないなと思い始め
僕と遊んでいる間も
友人は楽しそうに振舞っていたのではないか
誕生日プレゼントも嬉しそうに受け取ってくれたが
そこまで嬉しくなかったのではないか
話をしても何も答えてくれない
僕に飽き飽きしていたのではないか
そういえば友人から遊びに誘ってきてくれたことはないなとか

そんな事を沢山沢山考えて
もうその友人と会うこと自体が怖くなってしまった

何もしてあげられないし
このよく分からない善意のようなものも
友人にとっては迷惑なのではと
考えるようになってきて
連絡を取らなくなった



数ヶ月後

新学期が始まって
始業式は行くと言っていたため
もしかしたら学校に
そのまま行っているのかと気になり
数ヶ月ぶりに連絡した

そしたら今は行けているとのことで
ものすごく家で喜んだのを覚えている(笑)
何も
本当に何もしなかったけれど
行けたと聞いてとても嬉しかった


現在僕はその友人と連絡を半年近く取っていない
行くという報告を聞いてからだ
学校に行った後に不登校になったのか
それとも今も行っているのかは
全く分からない

何故連絡を取らないのかというと
やっぱり怖い
これが1番の理由だ
もし今も学校に行っていたとしたら僕が友人と会う理由はなんなんだとか
もし今再び不登校になっていたとしたらまた何も出来ない気がするとか
結局僕は臆病者というのしか分からない

この夏休みに遊びに誘うかどうしようか
とても迷っている

僕はどうしたら良かったのか
意味はあったのか
友人にとってそれはプラスだったのか
誰か教えて欲しい

友人には本当に申し訳ないことをしたと思う

救命具を投げる訳でもなく
一緒に溺れる覚悟もなく
友人の溺れる姿を見るだけ見て
状況を把握するだけして
安全な土手の上から友人を眺め
そして友人が自力で土手に上がってきたら
良かった!と喜び
静かに友人の前から姿を消した僕。

書き起こしてみるともっと酷いですね



ただそれだけの話です。

見ててイライラする方もいると思いますが
僕のただの弱音なので気にしないでください
言っておくと僕は不登校が悪いともリスカが悪いとも
特に何も思ってません
ただ幸せに見えない状況で死んでは欲しくないと
思っただけです

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