幸せ=その瞬間の感情
今日は幸せについて話したいと思います。ですが、私が思っている幸せが、読んで頂いている皆さんに当てはまると思ってはいませんし、押し付ける気もありません。
幸せは人によって全く異なります。何故なら個人の価値観がベースになるからです。自分と完全に同じ価値観を持つ人間はいません。人類70憶人には70憶通りの価値観があり、他人にとやかく言われるものではないと思います。
だからこの記事は、私の日記のようなもの。でも誰かに伝えたくてパソコンと向き合ってます。個人的な「幸福論」になりますが、お付き合いいただけたら幸いです。
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幸せについては自己啓発本でよく見かけますよね。「幸せになるための方法」とかです。これが売れてるんですよ(笑)同じような本がガンガン出版されてますから。
では何故売れているのか?
それは多くの人々が「幸せになりたい」と思ってるからです。これは人間の根源的な欲求ですが、裏側から見ると「幸せでない」から人々は本を手に取るわけです。その本に絶対的な答えがあることを期待して。
自己を高める点では素晴らしいことだと思います。社会人でも2人に1人しか本を読まない時代で、目的意識を持ち読書する習慣は知の武器になります。
ですが冒頭で話した通り、幸せってどこまでも個人的で主体的な観念でしかありません。だから私は「幸せになるための習慣」とか「方法」が書かれている本はほとんど読みません。
「それは、あんた(筆者)にとっての幸せでしょ」って思ってしまい、「興味ねーわ」となります(笑)
そんなドライな私は、幸せに「なる」という文脈自体に違和感がありました。端的に言えば、動詞であることに「なんかしっくりこないなぁ」と思っていたんです。
最近、その違和感が解消されました。念のため、宗教に入ったわけではありません(笑)頭の中で引っかかってたモヤモヤが言語化されることで晴れていくように、自分の中で明確になったんです。
私にとっての幸せとは、「今を幸せと思えるかどうか」でした。
今、私は仕事が終わり、このブログを書いてます。何か特別に良いことは無かったですが、悪いこともありませんでした。いつも通りの日常。
でも誰かに「あなたは今幸せですか?」と聞かれれば、迷いなく「はい」と答えます。
私は世間で言われる成功者ではないです。起業してIPOしたわけでもなく、突出した才能を持ってるわけでもありません。どこにでもいる一般人です。
単純に「まあ毎日が楽しいし、幸せだなぁ」と勝手に思ってるだけ。
でもそれが全てだと思うんですよね。「幸せだなぁ」と思っている人は、他人が何と思おうと幸せなんです。人から見れば「不幸そうだな」とか「悲惨だな」と思われようが、本人がそう思ってなければ不幸ではないように。
つまり幸せとは「なる」ものではない。
動詞ではなく、ただの状態であり、感じられるかどうか。
ある本に書かれてましたが、億万長者になった(世間一般でいうところの)成功者であっても幸せだと思っていない人が一定数いるみたいです。使いきれないほどのカネを持ち、人々から尊敬されていても不幸だと思っている人は不幸ということですね。
成功についても同じことが言えます。
一般的には出世「する」や高収入を「得る」、大きなものでは歴史に名を「残す」ですよね。これも全て動詞です。
「何者かになりたい」ことが、成功に関するビジネス本や自己啓発書に共通する原則で、そのための方法論が書かれているわけです。
でも私はこう思います。
「成功ってそんなに大げさなものではない」
要は自分が「成功した」と思えるかどうかです。言い換えれば達成感があれば、その行為は成功だと思います。
今日、私は新規開拓で法人のオーナーと初回面談しました。かなり話が弾んで、気が付いたら1時間も経ってました。帰る前に「また訪問していいですか?」と聞いたら、「良いですよ」とOKをもらったんですね。具体的に何か案件を獲得できたわけではありません。でも私は今日の面談は成功したと思ってます。
言いたいことは、「夢を叶えることのみを成功の定義にしてしまうのはハードルが高すぎる」ということです。仕事で上手くいったこと、日常での小さな挑戦も立派な成功だと思ってます。不自由なく生活していることも、成功と言えるでしょう。
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「足るを知る」という名言をご存知ですか?
これは老子の言葉で、中国語では「知足者富」(足るを知る者は富む)と表記されます。その意味は「満足することを知っている者は、心豊かに生きることができる」ということです。
私の幸福論は、この言葉に集約されてます。
健康に毎日を過ごせる。帰る家がある。嫁さんとご飯を食べる。好きな音楽を聴く。読書して新たな知見を得る。たまに旅行する。SNSで新しい誰かと繋がる。気が置けない友人と飲みに行く。笑う。
私はそれで十分幸せです。
宇宙旅行が夢の一つなので、サポート代は将来の宇宙旅行用に積み立てます。それを記事にするのも面白そうですねー。