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栄養を学ぼう②:機能性低血糖を起こす食生活とは

こんにちは!

本日は、栄養を学ぼうシリーズの第2弾ということで、前回の記事(低血糖)の続きになります。

前回の記事では、ざっくりと低血糖について概要を書いていきましたが、今回はもう少し深く入っていくとともに、多くの方が悩まされているであろう”機能性低血糖”についてピックアップして書いていきたいと思います!

前回の記事をまだ、見てないという方はこちらから読んでみてください!

今回最大のポイントになってくるのが、『機能性低血糖』です。

前回の記事でさらっと触れていた機能性低血糖ですが、実はそんなさらっと流していい内容ではないのです。

かなり多くの人が気づかないうちにこの機能性低血糖を起こしてしまっていて、毎日疲弊している可能性があるのです。

なので、

是非とも皆さんにご理解いただきたい内容になっていますので頑張って書いていきたいと思っています!

それでは、本題に入っていきましょう!


機能性低血糖とは

機能性低血糖は解釈がかなり難しいのですが、簡単に表すとこのようになります。

糖質の過剰摂取により、食後急激に血糖値が上昇し、その後急激に血糖値が下がるジェッツコースターみたいな急激な変化がある病気です。

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※機能性低血糖=反応性低血糖

【正常な人】
青の線が正常な人の血糖値の変動になります。
食後30~60分にかけて緩やかに血糖値が上昇し140mg/dl前後位まで上昇したら、その後緩やかに下がりつつ元の血糖値に戻ります。

これが正常な人の食後の血糖値の変動になります。

一方、機能性低血糖の人の血糖値の変動はどうかと言えば、、

【機能性低血糖の人】
オレンジの線が機能性低血糖の人の血糖値変動になるのですが、図からもわかりますが、食後30分位で急激に180mg/dl越えの高血糖になります。

その後、120分位で元の血糖値まで下がったと思えば、血糖値の下降が止まらず、逆に50-60mg/dlまで下がってしまいます。

その後、下がりすぎた血糖値を元の血糖値まで戻すような働きがある。

血糖値の急上昇 → 急降下 → 再度血糖値上げる

というような、
一連の急上昇、急下降の流れを見ただけても疲れますね💦

こんなにも大きな違いが、正常な血糖変動と機能性低血糖にはあるのです。

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※もっと細かく言えば、ホルモン分泌も一緒に語らないといけないのですが、ややこしくなるのでそこは省きますね!

ここまでで、なんとなく機能性低血糖ってすごく忙しく疲れる反応を起こしてしまっているんだな!とご理解いただけたと思います!

では、このような急上昇、急下降の原因になってしまっているのはなんなのか?について次の章で書いていきたいと思います!

本日のメインはここから始まります!


食生活との関係性

先ほどから、食後の血糖値の上昇〜とか言っているのでなんとなく”食事の内容”が機能性低血糖に関係しているんだということは、察しられてるかもしれません。

そんな方はその通りです!

機能性低血糖を防ぐためには、食事を変えていかなければいけません。

では、どのように変えたらいいの?

そんな疑問を持たれると思います。

機能性低血糖と食事を考える上で大事になってくるポイントとしては3つ挙げておくと以下のようになります!

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【3つのポイント】
①朝ごはんを欠食をしない
②精製糖ばかり食べない
③ストレスを溜めないこの3つがポイントになってきます。

3つとも説明していきたいところですが、かなり長くなってしまうため本日は①朝ごはんを欠食しないというポイントだけに絞って書いていきます!

②、③に関しては、次回以降の内容にも入ってきますのでそこでしっかり書いていきます!


①朝ごはんを欠食をしない

最初のポイントになるのは欠食しないことです!

現代人は意外に朝ごはんを欠食をしている人が多いのかなと思います!

理由として考えられるものとして
・仕事が忙しい
・ダイエットしている
・食事する時間がない
・食事を優先するものがある(睡眠)
・食べないことが健康に良いと聞いた

この辺は、僕の周りで欠食している人が言っていた理由になります!

特に朝ごはんを欠食するケースが多いと思います!

一時期ブームとして、食事の回数を減らせることが健康にいいんだ!と何かを見て、始める人がいましたが、あれをやるのは限られた条件をクリアした人たちかなって思います。
そしてずっとやるものではなく短期的にやるものだと感じました。(実際にやってみて感じました。)
※しっかりリサーチしたわけではないのであくまでも感想です。

そんなことは置いておいて

「仕事が忙しいから食べる時間がない」や「ギリギリまで寝たいから朝食べない」といったところが、欠食の理由で1番高いかなって思います!

時間の確保のためにご飯を食べないで昼まで待つ。というのは、僕もそんな時期があったので分かるのですが、血糖値維持の観点からするとすぐにやめるべきだと思います!

理由としては、デメリットが大きいからです。

デメリットとしては以下のようなことがあります。
▶︎食後の血糖急上昇、急降下が激しくなる
▶︎インスリンの過剰分泌が促進される
▶︎集中力が低下する
▶︎やる気が起きない
▶︎イライラする

などなどが起きます。

この中でも大きな問題になるのが、血糖値の急上昇、急降下が激しくなるということです。

こちらの記事でも朝食を抜くと血糖コントロールが難しくなることについて紹介しています。
https://dm-net.co.jp/calendar/2015/024111.php

たかが、朝食を抜くだけでそんなことになるのか。。

そんな風に思いますが、それだけ朝ごはんは大事ということです。

朝ごはんを抜くことが機能性低血糖の始まりとも言えるかもしれません!

また、インスリンの過剰分泌が促進されることは、太る可能性も高まるということにもなります。

インスリンは血糖値を下げるホルモンとして紹介されることが多いですが、他の働きとして”脂肪を合成する働き”もあるようです。

要するに、

血糖値が急上昇が常に起こる

インスリンの過剰分泌

過剰に分泌されたインスリンが
その分泌分脂肪合成に働いてしまう

太る

「1日に1食しか食べてないのになんで太るの!?」

そんなことを言っている人がいたら、ほぼ間違いなく上記のようなことが起きている可能性が高いです。

痩せるために我慢したのに

悲しいことに自ら効率よく太る道に進んでいると言えるでしょう。

⚠️そんなこともあるので欠食は避けましょう!⚠️

そんなこんなで、朝ごはんを欠食するデメリットはかなりあるのでしっかり朝ごはんは食べるようにしましょう!


まとめ

機能性低血糖を考える時に必要なポイントをまとめると

▷血糖値の急上昇急降下を防ぐことが大事!
▷朝ご飯の欠食が血糖値の急上昇につながる
▷インスリンは血糖値を下げてくる唯一のホルモン
▷インスリンが脂肪貯蔵の役割をになっている

この辺でしょうか!

かなりざっくりした内容になってしまいましたが
『機能性低血糖はかなり短にある病気である!』ということを本日皆さんにご理解いただけたら十分です!


次回予告

次回の内容は、『ホルモン分泌と感情コントロール』について書いていこうと思います!

・やる気は気合ではない
・イライラしやすいのはホルモン分泌が原因
・幸せは食生活からはじまる

この辺を抑えた内容にしていこうと思いますので次回も読んでいただけると嬉しいです!

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!


Saito Kaede




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