高校の頃の思い出話もいいけど、それより「今」について語り合いたい

飲み会に誘われたので参加してきた。

メンバーは高校の同級生男女合わせて8人。いつ以来だろうか。話題はやはりあの頃のあれやこれやで盛り上がって、あっという間の楽しい時間ではあった。

必死で、アホで、切なくて、でも一生懸命だったあの頃の自分に再度会えたような感じ。

いつの間にかあの頃のみんなに戻っている。

こんなふうに再会して、飲めなかったお酒で乾杯しながら「あの頃」をつまみに笑い合っていた。

歳はとっても中身は変わってない安心感。

でも、ふと差し込む「こっち側」にきてしまって二度とあの時には戻れないんだなという気持ちにチクッとする。

何度か会を重ねるうち、もうしばらくは行かなくてもいいかな、とおもったのだ。

懐かしい話も最初は楽しい。でも毎回「あの頃」の話になる。

私は、「今」と「これから」についてみんなで盛り上がりたいのだ。

今何をしているのか、今何にハマっているのか、今どんなことに興味があってどんなことを考えてるのか。

この間観行ったアンディ・ウォーホル展の話も、今度発売されるというAppleのヘッドセットの話も、読んだ漫画に感動した話もしたけど、ぜんっぜん盛り上がらなかった…。

場が熱くなるのは

〇〇さんは今こうしているとか、△△さんのご主人はあるいは奥さんはこんな会社に勤めてていい暮らしをしてるとか、子供が結婚して海外に住んでて成功してるとか孫がインター行ってるとか、✖✖さんは不倫してるとか。〇〇君は△さんが実は好きだったとか。

知らんがな。

はっきり言って興味ないです。ごめんなさい。

友達本人には興味あるけど、ご主人、奥さん、子供、孫とか興味ないんです。知らないし。うわさ話の主人公である同級生のこともおぼえてないし。

うわさ話や自慢ばなし、属性の情報はもうお腹いっぱいです。

それが正しいとか間違っているとかじゃなくて、私の興味がそこにはない。ただそれだけ。

そんなこと言ってても、やっぱり「あの頃」を共有できる友達も大切にしたいと思う。誘ってもらって感謝です。だから、あえて飲み会参加はたまにでいいかな。

私は私のスタンスで。

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