エゴンシーレ展@東京都美術館
30年ぶりのエゴンシーレ展だそうです。実は前回もしっかり行ってました。
どうしてもその時との比較になるのですが、ご容赦ください。
まず、今回のシーレ展。エゴンシーレ展というタイトルなのに、シーレだけじゃなかった…。シーレとその時代の仲間たちみたいな。
シーレの作品50点と、同時代の画家の作品合わせて約120点で構成されています。
30年前はシーレだけの展示で120点。濃いですよね。
なので、今回もガッツリとシーレを堪能できると思っていたので、その点は少し残念でした。
一番好きな絵があります。シーレの妹をモデルにしたものですが、今回はありませんでした。
エゴンシーレとの出会いは、大学生の頃にさかのぼります。
友達の家に行くと、壁にこのポストカードがはってありました。この絵に目がつかまって、じーっと見ていた記憶があります。
そして時間を経て28歳の時に初めてシーレ展に行きます。軽い気持ちで訪れた私は大やけどしました。それぐらいすごかった!
今見てもやはりシーレの裸婦の絵が好きだ。生々しいのに美しい。女性の裸体ってあんなに美しいのですね。
シーレの描く線がとても好き。紙と鉛筆だけでなんであんなに表現できるのだろう。
線といえば、風神雷神図も好きなんです。線だけであんなにモリモリと力強く描けるんだと感心します。
シーレの線は繊細で生々しくて美しい。風神雷神図の線はモリモリで力強い。
奥が深いです。
あらためて、天才っぷりがすごくよくわかりました。早くに亡くなって残念です…。
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