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さりげなく

犬との時間

私ち人間は人生100年時代
と言われています。


健康かどうかは別として
数字的な寿命なのでしょうが
それでも実際は80歳くらいまでは
元気で暮らせそうです。


では
犬は?


最近は住環境や食生活が
とても良くなって
犬たちも長生きになりました。

小型犬なら15歳(人間で言うと76歳)
大型犬は10歳(人間で言うと64歳)

くらいの子はざらにいます。

とはいえ、たった10数年。


昨日、お友達と話してて
犬にどうやって向き合うか。
という話になりました。


お友達はとても優しい子で

『人よりも先に旅立ってしまう分
言うことを聞いてあげたいって思うんです』

と言いました。


気持ちはとてもよく分かります。

思う存分生きて欲しい。
という意味合いでそういったのだと
思いました。

ここで考えたいのは

『犬のしあわせ』


あなたは犬のしあわせってなんだと思いますか?


私がコニーと正面から向き合うと決めた時
私の師匠は、私にそう質問しました。

食いしん坊の私は

『おやつやご飯が好きなだけ食べられること』


と(笑)


答えは


『何も考えず
何も心配しないで
寝たい時に寝て
食べ物にも不自由しないで
穏やかに毎日暮らすこと』


飼い主さんや家族に守られて
飼い主さんや家族に理解してもらって

心地よい環境で
寄り添って暮らすこと。


それには何が必要か。


飼い主さんの監視ではなく
飼い主さんの口うるさい指導でもない。


飼い主さんがいつもさりげなく見守り
飼い主さんがさりげなく寄り添う。


『うちの子はのびのび』
『うちの子は自由』
『うちの子は好きなように』


一見
犬を尊重した
いぬおもいのように聞こえますが


自由な分
一つ一つの行動は
全て犬が決めなければなりません。


犬の社会じゃないのに
人と暮らしているのに



犬たちが

心配も不安もなく
穏やかに暮らすのに必要なのは


犬たちにとって
心地よい指示。


あ~しなさい
こ~しなさい


ではなく
飼い主さんが犬にとって
心地よい状態を保つために
ルールを決めてあげて

そのルールを一緒に守ること。



散歩に出かける時

なぜ飼い主さんが先に玄関から出るか


玄関のドアを開けたところに
ガラスの破片が落ちてたら?

犬が先に出たら
犬はそれを踏み怪我をします。


飼い主さんが先に出たら
気がついて片付けることができて
犬を守ることができます。

そんな些細なことの積み重ねが
犬との信頼関係を
深く深くするのです。

わーい!わーい!

と走って飛び出すことほど
危険極まりない。


って理解できますよね?


散歩は

わーい!わーい!じゃなくて
風の匂い
空の色
鳥たちのさえずり

楽しみながら歩くもの。


飼い主さんが楽しめない散歩だと
犬たちは知っています。


だから、自分だけ

わーい!わーい!となる。


一緒に歩こう💓💞


というスタンスじゃないから
犬だけ先走するのです。


犬が
何を感じ
何を見
何を求めているか


普段からさりげなく観察してみてください。


あくまでもさりげなく。
ガン見は絶対にNGです。


言い分は全て聞き入れるのではなく
人と暮らすルールの中で

してもいい事
してはいけない事


をきっちり伝え一緒に守る


これが犬にも人にもベストな答えだと
私たちは伝えたいのです。


犬の声をお届けし、あなたの声を犬にお届けします。あなたと犬のシアワセな生活、関係のお手伝いをさせていただきます。