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私にとっての大学スポーツ                羽尾裕人

こんにちは !! KCAA学生部会の羽尾裕人です!
今月から、学生部会は一ヶ月ごとにお題に沿った記事を書いていきます!!
2月のお題は、『あなたにとっての大学スポーツとは』です。

私は、この2年間、学生部会やKINDAIBIGBLUEPROJECTで 大学スポーツに関わってきました。今回は、その経験から私の思いや考えを記事にしたいと思います。

私にとっての大学スポーツとは・・・

『関わる人の人生を豊かにしてくれるもの』

です。

大学スポーツへの関わり方は、大きく分類して『する』・『みる』・『ささえる』の関わり方がありますが、どれをとってもその人の人生を豊かにする力があると考えます。

・『する』


『する』側の主体は学生アスリートですが、彼ら・彼女らはプロになることや試合に勝つなどを目標とし日々の練習に取り組んでおり、『競技力向上』の要素を最も求めています。ただ私は、『する』側にとっての大学スポーツの価値は『競技力向上』という結果だけではなく、過程においても価値があるのではないかと考えます。

 その過程というのは、個人やチームで目標を定め、その目標に向かって日々努力を重ね、苦難にチーム全体で立ち向かうというものです。
 この経験からその人自身の『人間力』や『協調力』などといった人間的な成長にも繋がると考えます。また、同様な経験は社会に出た後でも会社で体験は出来ると思いますが、『スポーツ』を通してこれらの経験ができるのは4年間という短い学生生活でしか出来ず、かけがえのないものだと思います。

・『みる』

 大学スポーツは、『人との繋がり』がよりリアルに感じられるものだと思います。まずその大学を中心としたOB・OGとの世代を超えた縦の繋がりは強固なものです。具体例として先日近畿大学では、阪神タイガースの佐藤選手・糸井選手・アーチェリーの古川選手のトークイベントが開催され、在校生と触れあう機会がありました。この様に何年たっても母校である大学との繋がりは絶えないものであると感じました。

 また、大学部活動は各々の地域に選手としてではなく、普段の学生生活から一学生の立場として接することができ、より身近な存在として地域に根ざしています。

 これらのような繋がりを通して、豊かなコミュニティが形成されています。この広いコミュニティー内で競技や学生を応援し、感情を共有しあうことでその人自身の『人との繋がり』『絆』の強化に繋がると考えています。


・『ささえる』

 私は、この2年間KCAA学生部会やKINDAI BIG BLUE PROJECT(KBP)などで『ささえる』立場から大学スポーツに関わってきました。

 私がKBPでこの活動を始めた際、新型コロナウイルスが流行し部活動は新歓活動や練習をはじめ、公式戦の中止・無観客になるなどの多くの弊害を受けていました。そんな中でも私たちに出来ることはないかと考え、オンラインでの新歓活動のサポートやライブ配信視聴者の増加を目的とした企画・体育会生の日常を切り取ったSNS企画など、少しでも体育会生を身近に感じてもらえるような策を講じてきました。

 それらの活動をしていく中で、プランニングや課題に対するアプローチ方法など『企画を形にするための考察力』を身につけることができ、自身の成長に繋げる事が出来ました。また多くの体育会生の方から感謝の言葉をいただき、達成感を得ると共に繋がりを実感することが出来ました。
 
 さらに、KCAA学生部会では体育会生だけでなく『ささえる』側同士の横の繋がりを深め、全体で大学スポーツ発展に向けて動いていけるような仕組み作りを目指したイベントを行いました。その企画を通して同じ『ささえる』立場でありながら、それぞれ異なる目的や考え・価値観を持って活動に取りくんでいる団体の方々と知り合うことができ、KCAA学生部会だけでなく自身のコミュニティ拡充に繋げることが出来ました。

KCAA学生部会 イベント


・まとめ

 最初に、大学スポーツは人生を豊かにしてくれるものと書きましたが、その根底にあるのが『人との繋がり』なのではないかと思います。そう考える理由はこれまで『する』・『みる』『ささえる』の立場関係なく様々な方と一つになって活動してきたことが、自身の人生に良い影響を与えているからです。
 その経験から私は、これからは大学スポーツを知らない層にも興味をもってもらえるような工夫を施し、大学スポーツを中心としたコミュニティをより拡充していきたいです。そうする事で一種のエンターテインメントとして大学スポーツが生活の一部になり、経済や地域社会の活性化に繋がるなど一個人の人生だけでなく日本全体が豊かになる未来になるのではないかと考えます。
 私の残り少ない大学生活がその未来の実現の一端を担えれば幸いです。
大学スポーツの魅力がより多くの人に届きますように・・・。


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