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貧乏性の陶芸SDGs

ミニチュア生け花の会の新メンバー
No.35 らむーら塩さんは
ちょっと変わったことを考えていらっしゃる
都市で大量廃棄されている陶器を
「都市鉱山」と見なしリサイクル粘土として
蘇らせようと考えている方だ

ただこれには技術的に制約が多く前途多難だ
それでもその可能性信じていらっしゃるんだ
その記事を読んだからには自分にも
できることがありそうだと思ったんだよね



最近飽きずに掻き落としを作り続けてきた
自分でも気づかなかったんだけど削るのは
思った以上に好きだったらしいんだよね
模様の入れ方にも慣れてきて面倒とも思わない

模様によって一番使いやすい道具を選ぶことも
できるようになってきたので作業も速い
加えて作業開始の時刻が朝の6時になったんだ
ロクロを1時間挽いて形を作ってから朝食だ

2時間ほど置くと小さなサイズなら削れるよ
大きなサイズなら3時間は置くので
小さな順に下描きし4個は削れるようになった



掻き落としを作るには一度ろくろで挽いた後で
上に化粧土を塗らなければならないんだ
化粧土は既製品を使うこともあるけど
今は練り込み用の顔料を粘土に混ぜている

前回の固まってしまった黒の粘土を水で溶かし
今使っている磁器土の固まった小さな塊を
水で戻し混ぜて色を調整して使っている

ふと思ったのは硬くなった土を戻してから
混ぜる必要は無いのではないかと思ったんだ
ろくろで挽くと必ず手に粘土がべったり付く
これを洗うとドロッとした粘土が器に溜まる



ミニチュアを挽くのでこの程度の量だけど

この泥状の粘土を使えば粘土を水に溶かさずに
簡単に色の調整ができるのではないだろうか
そう思ったので静かに水を捨てると
使えそうなドベ状の粘土が残る



ただそのまま混ぜただけでは粒が残っている
手間はかかるがここは指で1粒ずつ潰していく
これがきれいな仕事につながるんだ

これで今まで水に流していた粘土も使えるね
こうすると粘土の回収もでき下水も汚れない
あまりにもみみっちいんだけど
これぞ貧乏性の陶芸SDGsなんちゃってね

   💛    🇺🇦 🇵🇸   💙


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