マガジンのカバー画像

テラケイ購入済み

5
運営しているクリエイター

記事一覧

【単品購入版】「ネオ自己責任論」の予感

【単品購入版】「ネオ自己責任論」の予感

※この記事は、月額マガジン「白饅頭日誌」にも収録されております。このエントリは単品購読用ページです。

もっとみる

「非モテの反乱」の時代?

 カナダ・トロントで起きた無差別殺傷事件の犯人の動機が「非モテ」であると目され、大きな話題を呼んでいる。

 多民族国家であるカナダでは、このような事件が起こった場合、犯人の民族的・宗教的バックグラウンドが軽率に取りざたされることはまずない。

 今回の容疑者アレク・ミナシアン(25)についても、SNSのコメントなどで言及されただけで、民族的・宗教的な関連は報道されていない。実際、テロ組織との関連

もっとみる

平成最後のグランドクロス

★追記あり(2018年1月6日更新)

 2018年は、この社会がひた隠しにしてきた真実が明らかになり、地獄の門がひらく。新年度に「中高年ひきこもり」の全国調査が内閣府によって行われるからだ。

(上図:中高年ひきこもり初調査 内閣府18年度 40~59歳、実態把握へ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201712/CK20171231

もっとみる

居場所がほしい人への手紙

 世の中にはじつに多種多様な人がいる。なかには、筆者に人生相談をしようとする人さえ。筆者は、自分でいうことでもないが、孤独な人間で、あまり友人もおらず、仕事上のつながりで人と交友を深めたりすることもほとんどない。たまにオフラインのイベントで登壇するくらいなのだが、近頃よく質問されることがある。

 「自分の居場所がなくてさみしい。居場所をつくるには、いったいどうしたらよいのか。」

 孤独な人間に

もっとみる

社会人n年目の4つの手引き

★追記あり(2018年3月3日更新)

 「社会人」ということばが嫌いである。

 4月ごろのテレビのニュースでは「都内では一斉に入社式がはじまり、この春から新社会人となる~」という風な言回しがしばしば用いられるが、違和感がある。働かなければ社会の一員ではないのだろうか。「社会人」という文字列とその意図するところには、会社勤めをする人間であってこそようやく一等市民として承認されるかのような排他的な

もっとみる