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顔の見えないブログやnoteだからこそ読者に対して誠実でありたい

最近つくづく思うんですが、顔や素性の見えないブログやnoteだからこそ、読者の方たちに対して誠実でありたいと思う。

「至誠天に通じる」

誠実という言葉を聞く度に思い出すのは、私の恩師のことだ。私の恩師は、誠実ということを、殊の外、大事になさる人だった。

恩師の好きな言葉は、「至誠天に通じる」であった。

この言葉は様々な解釈があるが、私は「誠実を貫き通せば、天さえも動かすことができる」という意味だと思っている。

高校生の時に初めて聞いた時は、正直、古臭い言葉だなと思ったが、歳をとるにつれて、この言葉の重みを感じる。

年を経て輝く恩師の言葉

恩師のことを思い出す度に「ありがたいな」と思うのは、若い頃には全く心に響かなかった恩師の一言一言が、年を経て、まるで「いぶし銀」のように輝き出すことだ。

以前のブログの記事でも紹介した「働く」とは「はた(周り)を楽にする」との恩師の言葉も、

初めて聞いた時は「古臭い戦前世代のおじいちゃん先生が、何か訳が分からない、頭の悪そうなことを、ほざいてる」と思っていたが(笑)

20年近く経った今は、その言葉が、これからの自分の行く道を照らしてくれている。

私の人格の形成部分の大きな部分は、恩師からの影響なんじゃないかと最近思う。

教育とは、良い思い出をたくさん作ってあげること

恩師は以前「教育とは、学生に良い思い出をたくさん作ってあげることだ」と仰っていた。

私も自分が学生だった時は、何も気づかなかったが、卒業して時が経てば経つほど、恩師との学生時代の思い出が輝きだして、苦しい時や辛い時、寂しい時の私を支えてくれた。

私が学生時代に、すでに「おじいちゃん先生」だった恩師も、退職されてしばらく経ち、今年は遂に88歳になられた。

恩師のご健康とご長寿は、日々願っているが、例え自然の摂理で、恩師が亡くなられたとしても、私が生きている限り、恩師の姿は永遠に、私の心で輝き続けると思う。

そう考えると「教育って、すごいロマンだな」と感動する。

生きる力を与えてくれる言葉

以前のブログ記事で、恩師を恩師から教えてもらった私の座右の銘の一つを紹介しましたが、時間をかけて積み重なった「善き言葉」というのは、多くの人に、生きる力を与えてくれると思います。

私がブログやnoteに載せている多くことは、学生時代に恩師に教えて頂いたことが、年を経て、自分の生き方の骨格や血肉となったものだと思います。

誠実をモットーにされた恩師の姿を心に描きながら、私自身も、このブログに載せる言葉は、誠実に綴っていきたい。

私のブログやnoteの中の言葉のどれか一つでも、読者の方々の心に響いて、日々の生活を豊かにすることの一助になるのなら、これ以上の喜びはありません。

関連記事

参考までに、恩師の贈ってくれた座右の銘は、こちらの記事で紹介しています。

http://kbooks.hatenablog.com/entry/2016/03/27/080000

こちらの記事の方では、ここで話した日本の恩師とは違いますが、また別にアメリカで大変にお世話になった先生から頂いた珠玉の言葉を紹介しています。

http://kbooks.hatenablog.com/entry/2016/03/15/085500

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