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noteで創作する理由!生きていくのが大変だから創作が生まれる

私がnoteで創作をする理由は様々あるが、一言で言えば、人生を生きるのが大変だから、その思いを昇華するために、創作をしている。

生きづらさを感じる方が正常

確かに人生を満喫しきっているような所謂「リア充」の人が
ネットで創作をしているのは、あまり想像できないが、
でも、別に自分が特殊だとも思わない。

(ちなみに、芸能人のブログとかは、ファンの獲得が目的だから
無名の個人のブログとは少し違う気がする…)

ストレス社会と言われている現代社会で、日々の生活の中で、
生きづらさを全く感じずにいる人の方が、少数派だろう。

そう思うと多少生きづらさを感じながら生きている自分の方が正常に思う。

夏目漱石の感じた生きづらさ

そして、そのような生きづらさを感じているのは、
どうやら、現代の我々だけでもないらしい。

ちょうど110年前に出版された「草枕」の一節で、
夏目漱石は、こう言っている。

「智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。

住みにくさが高(こう)じると、安い所へ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟(さと)った時、詩が生れて、画(え)が出来る。」

私なりの解釈

現代語に意訳すると、以下のような意味だと解釈している、

「理性的に物事を処理しようとしても、人間関係では角が立つ。
かといって、感情的になると、情に流されれしまう。

意地を通しても、人間関係は息苦しくなる。
とにかく、人間の世の中は、住みにくい。

生きづらいという気持ちが高まってくると、
もっと楽に生きれる場所に引っ越したくなる。

でも、どこに引っ越しても、生きるのは大変だと理解した時に、
詩や絵などの創作が生まれる。」

生きづらいから創作が生まれる

夏目漱石の言葉を21世紀の自分に当てはめてみたら、
「兎角この世は住みにくいから、創作が生まれる」と言いたい。

創作とは、人生の花で、人生の豊かさだ。
金持ちの専売特許ではなく、生きるための潤いだ。

人間はロボットではない。
普段抑圧されている止むに止めない心の叫びが芸術であり、
私にとっては創作である。

プロとアマの垣根を低くしたインターネット

私はプロとアマチュアを厳密に区別するのが、そこまで好きではない。確かにプロはすごいが、その分野を楽しむことは、プロもアマも同じだと思う。

日本の小説が読みたかった頃、「小説家になろう」サイトやpixivなどの
オンライン漫画や小説を読んでたことがある。

あまりにも文章力や画力が低いものは、読んでて苛々してくるが、中にはプロと引けを取らない程クオリティーの高いストーリーや絵があったりする。

インターネットは、初期投資のハードルを下げることで、
プロとアマの垣根を低くした。

私は文章を書くのが好きだ。
自分の思っていることに、ピッタリの言葉を見つけると、すごく嬉しい。

思考の空白に耐えられない

お腹が空いたら、食べ物を求めるように、
私は定期的に絶え間なく知識を求めなければ生きていけない。

何かに夢中になって、何かを創り出している充足感が幸せだ。
その感覚を味わうために生きている気がする。

高校の入学時に恩師から「読む力、書く力、考える力を磨け」という言葉を贈られた。

マグロが泳ぐのを辞めると呼吸ができなくなるように、
知的営為への渇仰が私を生かしてくれている原動力のように感じる。

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