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絶妙なズレに思うこと

僕は農業(畑作)とストレッチを仕事にしている。
ストレッチを十勝に広める時に最初にぶつかった壁は、マッサージと思われることだ。
十勝の人はストレッチと聞くと1人でやるものというイメージは勿論、ストレッチという新しい情報を一度頭に入れて咀嚼した後に理解した!っていう雰囲気を出して、僕が一安心した後に「そのマッサージってーー」とストレッチという言葉を自動変換してマッサージと置き換えられてしまう。さりげない絶妙なズレだが、当時の僕にとっては死活問題。その絶妙は罪悪感もないパンチが意外と効くのだ。マッサージと思って来られたらクレームも来る可能性もあるしそもそもジャンルが違う。しっかりと訂正した数は余裕で100を超えている。
どれくらいジャンルが違うかというと、

「エスカレーターで行こう」と言って友人が「あ!エレベーターね!」とか
「農業やってるんですね!」「はい!畑作農家です!」と言って「そうなんだ!酪農ね!」的な
「カレー食べたい」「おー!いいね!俺もビーフシチュー食べたいと思ったんだ」

なんやねん!ってなるわけだ。
この絶妙なズレが後々大きなズレになっていく。
僕に当てはめると、ストレッチやってますっていう情報がマッサージやってる久保君っていうレッテルに変わると半端ない違いだ。
だから僕は必ず訂正する。

でも昨日思わぬパンチを喰らった。
「マッサージとストレッチってそんなに違うんですね!でも僕どっちも受けたことないんでわからないです!」

「なるほど」

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