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アンバランス

発達障害に関して、グレーゾーンという言葉をよく見聞きする。

発達障害ではないけれど、その傾向があるということだろう。

そんなグレーゾーンという言葉に敏感なわたしは、
空気が読めなかったり。
読みすぎてしまったり。


誰にでも得手不得手はあるけれど、

ごく当たり前のことができなかったりする。

若い時から悩みに悩んだ。


一番苦手なのは、紙の枚数を数えること。
数える度に違う。
平均値をとるわけにもいかないし。

答案用紙を数えるアルバイトは数日頑張ったけれど自分から辞めた。
銀行には勤められないタイプ。


小さなことが、
気になって
クヨクヨする。
いつまでも
ずーっと引き摺る。

なのに大事なことを見落としたり、
もっと気にしなきゃいけないことは
周囲を呆れさせるほどスルーしたりしてしまう。

慎重すぎていつまでも行動が起こせないくせに、ときに無鉄砲で衝動的。

自分でも薄々気付いていたけれど、
偏りが大きくて、何か重大な欠陥があるような気もする。

本屋さんで、今まで、いろいろな本を立ち読みした。

自分に当てはまる項目が多い。

当てはまるからって、
安心すればいいのか
不安になるべきなのか
わからない。 

何かとても曖昧な
レッテルを貼られたような
モヤモヤした気持ち。

何かが突出していれば、
ユニークな人とか
稀有な才能とかいわれる。

芸術家タイプだけではなくて、
名門大学の学生さんにも発達障害の人はいるという。

すべてにバランスがとれていて
パーフェクトな人もいる。

パーフェクト?

自分こそパーフェクトと思っている人は、その時点で、既にパーフェクトじゃない気がする。

何か欠けたところがあるのが人間で、それに気づけるだけでも
良しとしよう。