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ドラマ『季節のない街』

宮藤官九郎企画、脚本、監督。
映画館でこのドラマの予告編を見て、これは…!と思い、Disney +で第6話まで視聴しました。

「ナニ」から12年。
とある仮設住宅に暮らす、個性的というにはあまりにアクが強過ぎる、そしてワケありな面々の物語。
1話完結の短編集のような形式になっています。


主人公は池松壮亮演じる半助。
彼もまた、「ナニ」によって何もかも失った男である。

この街で起こった出来事を報告するだけで、最大一万円もらえるというナゾの仕事を得て、一匹の猫とともに仮設住宅に住みつく。


主な登場人物は、

青年部のリーダー、タツヤ(仲野太賀)。
金の無心にフラリと現れる、どうしようもないヤクザな兄と、そんな兄を溺愛する母。
普通ならやさぐれてしまいそうな境遇を明るく生きる。


酒屋の息子オカベ(渡辺大知)と陰気な娘カツ子(三浦透子)の不思議カップル。



障がいのある「電車バカ」の六ちゃん(濱田岳)とお惣菜屋を営む母(片桐はいり)。



毎年父親の違う子を妊娠する元アイドル(前田敦子)とお人好しな夫(塚地武雅)。



怪しくも気品があり、人当たりがよく、奇妙な持病がある男、島さん(藤井隆)と野獣のように凶暴なワイフ(LiLiCo)。



高貴な香りのするホームレスの父子
(又吉直樹•大沢一菜)

等等。。。
豪華キャスト。


如何でしょう。

これぞ宮藤官九郎ワールドという雰囲気を感じていただけましたか。



この作品は、山本周五郎の『季節のない街』を映像化したものだということを知りました。

学生の頃一時期、山本周五郎作品の義理と人情の世界に夢中になっていたことがありました。
どんな物語だったか、まったく記憶にありませんが、『季節のない街』を読み返してみたくなりました。


引き続き、宮藤官九郎版『季節のない街』
7話以降を観ていきたいと思います。