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最後のゴミ

わたしの住む地域の燃えるゴミの日は暦通りなら27日が最終日だが、それではあんまり間が空きすぎるので、本来の収集日ではない29日が今年最後のゴミの日となった。

12月にリフォームをし、それを機に、積年のゴミをこれでもかというほど思いっきり捨てた。

わたしなら多少は迷うところだが、夫の決断は潔かった。

何回かに分けたものの、ゴミの量は膨大だった。

我が家に限らず、どこのお宅も、年末が一年で一番ゴミを出すシーズンかも知れない。

一軒分だけでもかなりの量である。
全部持って行ってくれるのかしらと、オロオロしながら集積所を見張っていたが、小山ほどもある約10軒分のゴミを、収集車は残らず回収してくれた。
有難い。。。

市の資源循環局の人に感謝。
税金を払っていてよかったと、この時ばかりは心から思う。

わたしたちのゴミ出しのグループは元々は倍近くの軒数だった。
古い住人と、近くのマンションから越してきた人たちが一緒になり、大きいグループになった。
あまりにゴミの量が多く、集積所になる家の負担が大きいので、結局2グループに分かれた。

年末には2グループ合同で、ゴミ集会と称して集まり、情報交換、世間話をするのが恒例になっている。

ゴミの集積場所は一年ごとに移動し、その確認とゴミ出しの問題点について話し合う。
各家に割り振られた番号を全てのゴミに書いて出すという、このグループ独自のルールもある。
ゴミが残された場合に責任の所在を明らかにするためだ。


わたしの故郷、広島市は戸別回収で、自宅の前にゴミを出せばよい。
その代わり、ゴミは細分化されていて、分別はかなり複雑だ。


現在居住する市にも、週に何度もゴミ出しの日があるが、2人暮らしにも関わらず、毎回のそれなりの量がある。
市の人口は約380万人。
ゴミの量を考えただけで、空恐ろしい。

あまり分別は細かくなく、ダイオキシンを排出させないために、高温で一緒くたに焼却するようだ。
焼却炉の煙が途絶えることはない。

どこの自治体もプラごみなどは、埋め立てやリサイクルが追いつかず、焼却しても尚、海外に輸出されることもあるという。
国内のゴミを国内で処分できない。

これって恥ずべき行為では?


見ぬもの清し。

目の前のゴミを右から左へ移動させ、ちっぽけな我が家がきれいになったと満足していても、結果的に地球全体が汚染される。

ゴミをどう処理するかではなく、
根本からゴミを減らす方策を考えて行動しなければ。


こちらの方々のゴミに関する文章を拝読しましたので、ご紹介します。

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今年最後の投稿です。
皆様には、佳いお年を!
今年もありがとうございました。