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バターケーキの長崎堂

今日は、生粋の広島人なら
これを知らない人は
まずいないでしょう、
というお菓子をご紹介します。


昔ながらの包装紙


レトロな雰囲気の掛け紙
志おりの南蛮船のイラスト


志おり裏面 広島銘菓らしく
原爆ドームのイラスト


ちょっと大きめにカット


写真が先になってしまいました。


長崎堂は1955年創業。

バターケーキが誕生したのは1961年。

道理で、物心ついた頃からバターケーキがあったわけです。

志おりによりますと、

店主永年長崎にてカステーラの製法を研究し、後 カステーラより一層美味滋養のある菓子をと思い苦心研究の末今日のバターケーキを造り得たのであります。
当品は褐色の渋さを誇り、卵色の海綿状をなし口中に入れば、自然に溶け込む様であります。

(一部抜粋)

しびれるなぁ。。。
この文面。

お菓子そのものの味も形も、包装紙、箱、口上すべてが頑固なまでに
変わっていない。
お値段も…多分あまり変わってないと思います。

支店はつくらない。
バターケーキ一本で勝負。
(サイズは2種類あります)

信念を感じます。

広島の人はバターケーキが大好きです。だから誰かを喜ばせたいときには
頑張って開店前にお店に並びます。

昔から売り切れ次第閉店するという伝説があるのです。(事実です)


何年か前に、広島に帰省した際に
久しぶりに開店前に並んでみました。


いやいや

自分で買いに行ったのは実は初めてでした。
いつも父が自転車で買いにいっていました。
隣に住んでいた叔父もよく買ってきてくれました。


整理券を貰って5番目ぐらいに入店できたのですが、5個、10個と買っていく人が多く、キャリーバッグの旅行者、大量に宅配便で送る人もいます。

どうやら秘密のケンミンSHOWで
紹介されたみたいなんです。

全国的に有名になっても
なーーんにも
変わらない。

それがレトロっぽくて
益々人気の秘密なんだと
思います。

*毎度、下手写真で失礼します。