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いろいろないろ

例年、お正月のお楽しみといえば、箱根駅伝をテレビ観戦すること。

ところが、今年は2日から娘一家が来るというので、朝からその準備に追われ、3日は娘夫婦が孫を置いて映画と食事に出掛け、おまけにわたしの母も滞在。

孫は一歳で目が離せない。
物忘れがどんどん激しくなる母からはひっきりなしの質問攻め。
答えるわたしの喉はガラガラ。


往路も復路もテレビはつけっぱなしでしたが、まったく集中して見ることが出来ませんでした。

青山学院大のゴールシーンだけは見るには見ましたが、やはり駅伝は過程にドラマがあるので、結果だけでは
見たという気はしません。

断片的にテレビから聴こえてくる
青山学院のフレッシュグリーンのユニフォームが、とか
帝京大学のファイヤーレッドのユニフォームが、とかいう声が
やけに耳に残ります。

単に緑や赤のユニフォームでも問題ない気がしますが、微妙なニュアンスの違いがあるのでしょう。

紺は紺でも
東洋大学は鉄紺
順天堂大学は茄子紺。

伝統色なので、
色見本で確認してみたら
鉄紺は鉄色がかった紺色
茄子紺は茄子の実のような色
と説明があります。
わかったようなわからないような。

そして、ブルーはブルーでも
東海大学は東海ブルーで
法政大学は法政ブルー。

ここまでくれば、
言ったモン勝ちという気も
してきます。

プロ野球チームのユニフォームの色も
いろいろです。

わたしが贔屓にしている広島東洋カープは1975年、ルーツ監督就任とともに、ヘルメットと帽子を赤に変更。
以後赤ヘル軍団と呼ばれるようになりました。

2013年より、赤ヘルの赤はキラキラメタリックな輝きを放つソウルレッドに。
マツダ車の特別な赤、ソウルレッドメタリックプレミアムをイメージした、こだわりの赤なのだそうです。

赤は赤でも、東北楽天ゴールデンイーグルスの赤は少し深みのあるクリムゾンレッド(深紅)という色。

ひとことでレッドと言ってもいろいろですね。

スカーレット(緋色)
マゼンタ(濃い赤紫)
バーミリオン(朱色)
などは昔から馴染みがあります。


真紅のバラ
薔薇色の頬
茜色の空

と和名を使えば、そこはかとない風情のようなものを感じます。

また、赤銅色の肌といえば
野性的な感じがします。

山口百恵さんの
『プレイバックPart2』の歌い出しは

〽️緑の中を走り抜けてく真紅な
 ポルシェ

ですが、真紅なと書いてまっかな
と読ませています。

そこは、阿木燿子さんのこだわりでしょう。

小学校時代に使っていた絵の具セットの箱にはビリジアンという謎の色が入っていました。

緑色は入ってなくて、ビリジアン。

これにはちゃんとワケがあるそうで、

緑色はビリジアンにレモン色を混ぜて作ることができる。
しかし、ビリジアンは色を混ぜて作ることができない色。

絵の具の箱には、赤とか青とか混ぜて作れない色、作ることが難しい色がセットされているのだそうです。


そういえば、クレヨンや色鉛筆の
肌色という色は今では姿を消してしまいました。

色自体が存在しなくなったのではなく、呼称が変わり、

ペールオレンジとか、
うすだいだいとか、
呼ばれるようになっています。

地球規模では、
人間の肌の色は同じじゃない
ということですね。

そして、年末の紅白歌合戦のテーマはカラフル。

多様性という言葉が
多用される時代になりました。