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長編に挑戦

村上春樹の新刊が出ると、ほとぼりが冷めた頃に地区センターの図書コーナーで借りる。

市立図書館は、いつまでたっても順番待ちだったりするので、地区センターは穴場だ。

『海辺のカフカ』も『1Q84』も『色彩を持たない多崎つくると…』も『騎士団長殺し』(中途挫折)も
地区センターで借りて読んだ。

とことん地区センターの恩恵に浴している。

『街とその不確かな壁』

本文655頁の長編に挑戦中。

挑戦というと、戦いを挑むという意味になるけれど、何の抵抗もなく、スルスル読めるのが村上春樹。

ハルキストではないけれど、ハルキワンダーランドにどっぷり浸かる。

あ、ハルキストなら、発売日に書店に走っていますね。

たまには長編を読むのもいいものです。


学生時代、村上春樹を愛読している友人がいました。
当時わたしにとっては、村上春樹は、未知の作家でした。


卒業してから、『1973年のピンボール』を読んでみたものの、あまりピンと来ず、数年後、『風の歌を聴け』を読んで納得。

読む順番を間違えていました。

そこから村上春樹を夢中で読むようになりました。

久しぶりにこの友人に連絡してみました。

彼女とは40年ほど前に一緒に東北旅行に行き、松島で遊覧船に乗ったりしました。
10月に訪れた松島の写真を添付して、近況を報告しました。

じゃあ、新年会でもやる?
話がまとまりました。

366/655
折り返し地点は通過した。

生活感のない登場人物。
表現がいちいち気障キザに感じられる。
そういうところが村上春樹らしくて心惹かれる。

只今現実逃避中。