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押入れワンダーランド

子どもって、押入れに入るのが好きですよね。
押入れの上段。

2歳の孫が来たら必ず、押入れに閉じ込めてくれとリクエストされます。
襖を閉めて真っ暗にすると喜びます。
でも、完全には閉めません。
数センチ隙間を残します。

そして「ばあばも!」と誘われたらためらわず一緒に押入れの世界へ。


和室がないお宅が多い中で、「押入れ」という言葉を知らないお子さんが増えているのだとか。
以前、バイトしていた学研教室の先生から伺った話です。

お茶といえば今やペットボトルが主流で、急須を知らないお子さんもいるらしいです。


ゴールデンウィークに名古屋の息子のマンションに初めて行きました。
息子はお嫁さんと数年前から別居中なんですが、孫は二年生になったので、週末に時々、息子のマンションにひとりで泊まりに来るようになったんです。

ゴールデンウィークは息子と孫と3人で過ごしました。

マンションに入るや否や、孫は勝手知ったるとばかりに、押入れに飛び込みました。
なんと、いつも上段に布団を敷いて寝ているんだそうです。

ドラえもんか⁉︎

布団を敷くスペースはいっぱいあるはずなのに、何も押入れに入って寝なくても……と思いますが、子どもにとって押入れは異世界への入り口なんですね。