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抗体検査

ここ数週間、朝起きると咳がひどく、気管支炎みたいな症状がある。
日中は朝ほど咳は出ないが、なかなか症状が収まらない。
子育てサポート先に行くと誰かしら風邪をひいている。
移したり移されたりだ。

少し良くなったら、またぶり返し、一進一退を繰り返してきた。

市販の薬をずっと飲んでいると、口内炎がひとつずつできる。
並行してチョコラBBを飲む。

そんなこんなで凌いできた。

毎朝、7:00から子育てサポート。
ぼろぼろな感じで家を出てもサポート先に入るとなぜかシャキーン。

子どもたちの賑やかな声に出迎えられて、スイッチが入る。

気合いとヤル気。

なぜか咳もほとんど出ず、出そうになったら、持参のお茶を飲むと一旦落ち着く。

お母さんからは
「老婆の日常茶飯事さんのスペシャルドリンクや」といわれる。

毎朝1時間か2時間のサポートを終えて帰るとグッタリするけれど、充実感もある。

家事をしなががら、ゆっくり一息つく。


夫は、わたしがいくら咳をしようが、いつもどこ吹く風。

声を掛けられることもない。

反対に、わたしの父は、子どもの頃、一回咳をする度にいちいち何か言ってくるので、とても鬱陶しかった。

両極端である。

そんな夫が珍しく、「病院に行ったら?」といってくれたので、滅多に行かない内科に行ってみた。

症状を伝えると、
「一旦外に出て、細い通路の先の赤いドアから入ってください」
といわれる。

細い通路といっても猫一匹通れるか通れないかの細さ。

赤いドアを開けると、検査部屋だった。
抗体検査を受けた。
鼻腔拭い液検体採取法。

綿棒のようなもので鼻腔をグリグリし、検査薬にいれる。
結果が出るまで、しばらく待つ。

「コロナでもインフルエンザでもありません」

思った通りの結果だったが、病院で処方された薬はよく効く。

最初から、病院に行けばいいのに、いつも市販薬で治そうとして、拗らせることが多い。

夫は珍しく親切な言葉を掛けてくれたが、それは来週旅行に行くから。

「それまでに治しておけ」のメッセージだ。

夕方のサポートが無事に終われば、わたしの一週間も終わる。

なかなか本調子には戻れない。