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ファンシー文具〜昭和レトロ〜

昭和の時代に小学生だった老婆は
ファンシー文具に囲まれて暮らしていました。


ファンシー文具の定義は曖昧ですが、

カワイイを最優先した文具
ということでよいでしょう。

上の写真は最近実家で見つけた
トンボの色鉛筆24色。

筆箱、鉛筆、消しゴム、下敷き、ノート、レターセット、シールなどの他に
置物や小物入れなど、机まわりを彩るさまざまなものを買い集めてひとり悦に入っていたあの頃。

文具=学用品という括りで、
親もうるさいことは言いませんでした。

象が踏んでも壊れない
のCMも懐かしい
サンスターのアーム筆入
(昭和40年発売)も使ってましたが、こちらは残念ながらファンシーとは言えません。

大切にしていたのは当時の
女の子の文具としては珍しい
水色の筆箱。

ビニール製で箱型
ふたは磁石で留めるようになっています。

上面に楕円形の窓がついていて
わたなべまさこさんのイラストが描かれているちょっと変わったデザイン。

かわいいけれどホラーな雰囲気もある
わたなべまさこ作品。

少女漫画雑誌なかよしで愛読していました。


一番好きで集めていたのは
何と言っても
水森亜土ちゃんグッズ。

記憶に残っているのがオレンジ色の木の板に南京錠で取り付けられるようになっていた陶製の貯金箱。
あれだけでもとっておけばなぁ
残念!

いまだに
LINEスタンプや手帳など、
亜土ちゃんグッズを見つけると欲しくなってしまいます。


我が家でたまたま見つかった料理本↓


シャンソン歌手の石井好子さん 文
水森亜土 絵
文春文庫


亜土ちゃんはテレビにもよく出演していました。

舌足らずのおしゃべりと歌

アクリル板に両手で器用に
お絵描きする姿そのものが

ちょっと浮世離れしていて
超ファンシー!

中学生の頃からは、
ホリーホビーに夢中になりました。

大きな帽子の横顔の女の子。
実家に唯一残っていたくずいれ。

文具や雑貨
いろいろ集めました。
かわいすぎて使えなかったノートたちはいま何処。

1970年代に放送されていた
開拓時代のアメリカの家族愛を描いた
テレビドラマ
『大草原の小さな家』の雰囲気にも
似ています。

実用一辺倒じゃない
夢のあるファンシー文具に
今どきの若い世代は
エモい感情を抱くのだとか。

昭和レトロとして、再び熱視線を浴びているそうです。