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脳から考える子育てその30 発達障害の子供の改善をする脳とカラダのトレーニング

皆さんこんにちは。

脳とカラダの整体院の堤です。


僕が行っているファンクショナルブレインセラピーでは、
・発達障害の子供の改善
・自律神経症状の改善
・慢性症状の改善
・脳震盪後の後遺症
・スポーツパフォーマンスのアップ

などで、改善事例があります。

そして
今日のテーマは、発達障害の子供の改善について。

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発達障害の子供の改善をする脳とカラダのトレーニング

まずは、発達障害とアメリカのメリーロメソッドについて。


発達障害は、近年多くの親や教育者、医療専門家の間で関心が高まっているテーマです。
子供が学習や社会性、行動面で困難を抱えるこの状態は、親にとっても大きな悩みの一つです。

親御さんの涙を見たことも何回もあります。

従来の療法では、主に行動修正や薬物療法に焦点が当てられてきましたが、
最近では、脳の機能を直接改善するアプローチが注目されています。

その中でも、アメリカのDr.ロバート・メリーロによる「ブレインバランスメソッド」(メリーロメソッド)は、発達障害の子供たちの改善に効果的であるとのエビデンスが報告されています。

https://f.hubspotusercontent10.net/hubfs/3798961/Harvard%20Brain_Balance_White_Paper_Final%20with%20Summary.pdf?fbclid=IwAR2ZpgfC5Jj5jpL62iqTG27XhfO3uMtgWU5hLLuxJR5JtPCYxnuHH4GBUTs

Dr.メリーロが作ったブレインバランスセンターは、全米に180箇所くらいできています。

ブレインバランスとは?


ブレインバランスメソッドは、脳の左右のバランスを整えることを目的としたアプローチです。

Dr.メリーロは、発達障害を持つ子供たちの多くが、脳の左右の半球が適切に連携していないことが問題であると指摘しています。

この不均衡は、行動や認知機能、感覚の統合に影響を与え、結果として学習や社会的なスキルに困難をもたらします。

例えば、
右脳が優位に働いている子供は、感情的で不安定になりやすい一方、
左脳が優位な子供は、言語や論理的な思考が苦手になることがあります。

すごく簡単にいうと
自閉症の子は、右脳機能低下。
学習障害の子は、左脳機能低下。
ADHDの子は、どちらのタイプもいます。



このメソッドでは、左右の脳バランスを整えるための特定の運動や感覚刺激を取り入れ、脳の機能を最適化していくことを目指しています。

左右の脳バランスの重要性


左右の脳のバランスを整えることが、発達障害の改善にとって重要である理由は、脳の各半球が異なる機能を担っているからです。

例えば、右脳は感情や創造的な思考に関わり、左脳は言語や論理的な処理を司っています。

この二つの脳が均等に働くことで、子供は適切な反応を示すことができ、社会的な場面や学習においても適応がしやすくなります。

しかし、発達障害を持つ子供の場合、片方の脳が過剰に働き、もう片方がうまく機能していないことが多いのです。

この状態を改善するためには、脳の両側のバランスを取り戻すことが必要です。

感覚刺激がカギ


脳のバランスを整えるために、視覚、前庭感覚、固有感覚、聴覚、嗅覚、触覚といった様々な感覚の刺激が重要です。

これらの感覚は、脳に直接影響を与え、神経系を活性化させる役割を果たします。

1. 視覚:視覚刺激は、特に発達障害の子供にとって大きな影響を与えます。目を使った特定のトレーニングを通じて、視覚処理の改善が図られます。
 
2. 前庭感覚:バランスや運動感覚を司る前庭系は、脳の発達に非常に大きな役割を果たしています。前庭刺激を与えることで、運動能力や注意力が向上します。
 
3. 固有感覚:身体の各部位がどこにあるかを感じる能力である固有感覚を鍛えることで、子供は自分の体をより正確に認識し、運動能力が向上します。
 
4. 聴覚:音に対する反応や聴覚処理のトレーニングを通じて、言語能力の向上やコミュニケーション能力の改善が期待できます。
 
5.嗅覚:特定の匂い刺激は、脳の感情センターに影響を与えるため、感情の調整や集中力を高める効果があります。
 
6. 触覚:皮膚を通じた感覚刺激は、特に頭頂葉、小脳の発達に重要で、これにより動作の正確さが向上します。

小脳と前頭葉の重要性


脳の中でも、発達障害の改善に特に重要なのが
小脳と前頭葉です。
他の脳部位ももちろん全部大事なのですが、特に大事なのがこの二つだと思っています。

- 小脳は運動機能やバランスを司るだけでなく、認知機能にも深く関与しています。
小脳がうまく機能することで、子供はよりスムーズに体を動かし、集中力を発揮できるようになります。
文字通りで、小さい脳なんですが、神経細胞は、脳の中でも6〜8割くらいは小脳にあると言われてるのでとても大事です。

 
- 前頭葉は、計画立てや問題解決、社会的な行動の制御に関わる部分です。
発達障害の子供は、この部分の機能が未熟なことが多く、前頭葉を活性化させることで、行動の自己制御や社会的スキルが向上します。

いわゆる、人間脳と言われる部分で、理性を持って人間らしい行動ができるのは前頭葉のおかげです。


他の療法との違い


ブレインバランスメソッドの特徴は、従来の行動療法や薬物療法とは異なり、脳の神経ネットワークそのものに働きかける点にあります。

多くの療法が表面的な症状を抑えることに重点を置いている一方で、ブレインバランスは根本的な原因である脳の機能不全を修正しようとします。

例えば、薬物療法は一時的に注意力や多動を抑えることができるかもしれませんが、その効果は薬が切れると消えてしまいます。

これに対して、ブレインバランスメソッドは、脳自体を強化し、持続的な改善を目指します。
また、薬物療法に頼らず、自然な方法で子供の発達を促進できる点も親にとって大きな魅力です。


じゃあ一体何をすれば良いか?

ここまでは、理論、理屈として述べてきました。

では、一体何をすればいいか?

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