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【スペイン巡礼0日目】奇跡的に泊まれた宿は、ザ・巡礼なアルベルゲ Pamplona

2021年9月2日、北スペインはナバラ地方のパンプローナという街からCamino de Santiagoを歩き始めた我々夫婦。

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Camino出発前夜、初めてのアルベルゲ(巡礼者のための安宿)に泊まろうと訪れたのは、"Jesús y María" という名前の宿。

着いてみると、今夜の寝床を確保しようとする巡礼者の長蛇の列ができていた。

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30分くらい並んだ頃、受付の方からそろそろ空きベッドが無くなってきてるらしい雰囲気が。
もし駄目だったときのために、2〜3km先にある別の宿の予約をスタンバイしていた。

すると案の定、僕らの一つ前の人でベットが埋まったとアナウンスがあった...。
諦めて別の所を探しに出ていく列の後ろの人たち。

僕らも諦めかけたけれど、一応予約のメッセージを事前に送ってはいた(返事はなかった)ので、それを元にダメ元で交渉してみることに。

送ったメッセージを確認する受付の人。
数秒悩んで、Vale, se puede entrar.(わかった、入っていいわよ)との返事が!

受付のお姉さん二人でベッドのチョイスを試行錯誤してくれ、奇跡的に最後の枠でここに泊まれることになった。

この瞬間の、「今夜寝れるベッドが確保できた」ことからくるフワーっとした安心感に、巡礼が始まったんやなぁと実感する。

こんなベッド。天井がすごい。
もともと修道院やったんかな。

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ゆりは南京虫対策に銀マットを敷いて(ツルツルした素材にはなかなか上がってこれないらしい)、寝袋をスタンバイ。準備がいい。

チェックインができたので、近くのバルとカフェで英気を養うことに。

日本では大盛りを頼む僕も、スペインではノーマルでも多いぐらいなことがよくある。
最近、大きめのランチ一人分とちょっとしたサイドメニューを夫婦で分け合ったら丁度いいことがわかってきた。

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(↑カフェインレスで子ども用のベイビーチーノがある)

アルベルゲの向かいのカフェには、こんなポスターが。

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スペインに来てから、ちょっとびっくりするぐらいの数のLGBTQを受け入れよう!という内容のポスターや宣伝を見かける。
スペインでは特にホットなテーマらしい。

寝る前に、向かいのベッドになったおじさんと喋ったらギリシャの人だった。

何人がで来てるの?と聞いたら「一人だよ」と。

出発した日が彼の誕生日で、このCaminoは自分への誕生日プレゼントとのこと!

なんと素敵なプレゼント。

その後彼は「ロシアのマダムと待ち合わせてディナーに行くんだ」と嬉しそうにしていて、夜の街に繰り出していた。
楽しんでて何より!

明日は6時頃に起床予定。
午後は暑くなるので、巡礼者たちの朝は早い。

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(↑アルベルゲの中庭。静かだったのでここでPodcastラジオを収録した)

このとき(一昨日)収録したPodcast配信は、ふたりでカミーノへの気持ちや気がかりなどぶっつけ本番で喋っています。

よかったら、ながら作業のお供に、ぜひ。↓

また、この日の様子の動画ができました↓
やっぱりリアルな雰囲気は動画がいちばん伝わるかなと思いますので、併せてぜひご覧ください。


8月初旬から夫婦でCamino de Santiago巡礼の旅に出ています。出費はできる限り少なくしている旅なので、サポートは有り難く旅の資金にさせていただきます。ですが、読んでくださったり反応をいただけるだけで、一緒に旅している気分になって十分エネルギーをいただいています。^^