冨安の移籍先考察

セリエAでフルタイム出場をしている冨安は正真正銘の人気銘柄として世界から注目されている。
実際、昨夏はユベントスやミランといったビッグクラブからの関心も報道されるほどで、実力を確実に評価されている。

ここでは、実際に噂されたクラブと移籍したら面白いクラブで考察する。

1.ACミラン

現在セリエAで久々の優勝争いをしている名門で、イブラヒモビッチを中心にサーレマーカースやレオンと若いアタッカーが大活躍。

冨安が加入すればCBとRSBのバックアップとなる。
カナブリアはミランの下部組織出身で今シーズンは突出したパフォーマンスを見せ、ライバルのコンティを冬に移籍させるほどだ。ベテランのケアも怪我に悩まされた今までと比べキャリアハイのパフォーマンスを見せている。
恐らく来シーズンはCLがあるとはいえチームが好調でなかなか出場機会が得られなさそうな移籍先は得策ではない気がする。

2.インテル

最近になり噂があがったが、あからさまに控えという立場で獲得を目論んでいる。それなりの移籍金がかかる冨安を控えとして獲得するのは現実的ではないように思える。

3.ユベントス

今シーズンはピルロ監督のもと3バックと4バックのの可変システムを採用している。攻撃時にLSBを上げてRSBを3バックの一角ひ据える、現在のボローニャに比較的近い形だ。

CBとしてはベテランに有望な若手とバランスが良くなかなか入る余地がないが、ダニーロとの勝負となればレギュラーも見えてくる。攻撃はダニーロに分があるが、それにあまりある程に冨安の守備力がある。攻撃でもものすごく劣っているわけでもないことを考えれば、スタメン奪取も夢じゃないチームだ。ただ連覇に黄色信号が灯ったユベントスにCLでの敗退が重なればピルロ監督も安泰ではない。

4.ASローマ

フォンセカ監督下、ハイラインでボールを動かすイタリアらしからぬ戦い方をしているローマはモダンなCBである冨安にとって馴染みやすいチームだろう。しかし、財政的な面でなかなか獲得できるとは思えない。

5.ニューカッスル

プレミアリーグからのオファーも来ているとの報道があったがなかなか簡単ではない。

関心を示したといわれているニューカッスルだが、なかなか重心が低く冨安の良さは引き出されないだろう。もちろんレギュラーをとることは難しくないと思うが...

6.ウエストハム

今シーズンはかなり調子のいいウエストハムからも関心をよせられている。来シーズンの欧州カップ戦も夢ではなく。選手の獲得が必要とされているクラブだ。特にCBは弱点であり、第1の補強ポイントだ。

恐らく獲得となればレギュラー候補となるが、お金がないと噂されるこのチームに冨安を獲得するだけの余力はあるのだろうか。

7.セビージャ

移籍してほしいという希望だ。
今シーズンのセビージャはラ・リーガのなかでもっとも質の高いサッカーをしているだろう。

そのサッカーを支えている1人がクンデだ。対人にも強く、ボールを運んで攻撃の起点にもなれる。しかし、このクンデには同い年の冨安の倍以上の市場価値がついている。売り買いがうまいセビージャはクンデを放出して同じようなタスクをこなせる冨安を獲得する可能性は十分にあるのではないか。

8.RBライプツィヒ

こちらもある選手の移籍が発生すればの話だ。
それは、メガクラブが注目するウパメカノだ。フィジカルに長け、足下のの技術も高い彼の代わりをこなせるのは世界でも少ない。そこに冨安が立候補してもいいのではないか。

もちろん、ボローニャに留まり成長を続けるのも1つの選択肢である。

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