太陽を取り戻せ

ロンドンに来て早1ヶ月。

新型コロナウイルス感染再拡大に加え、通う語学学校で感染者が出てしまったため、生徒及び教員含め関係者全員が濃厚接触者疑いで2週間の自己隔離中にやる事もないので、noteを開いたところ面白そうなタグがあったので久し振りにnoteを更新してみようと思います。

私の薄っぺらく浅い26年間『#心に残ったゲーム』は任天堂により2002年７月19日にゲームキューブ（以下GC）専用として発売された『スーパーマリオサンシャイン』です。

ゲームのストーリー

最近ニンテンドーswitch向けにもリマスターされて発売されたスーパーマリオサンシャインですので、ゲーム好きの方なら耳にしたことあるかもしれませんが、私が思い出すついでに簡単にストーリーを説明します。

ストーリーとしてはマリオシリーズですので、ピーチ姫がさらわれマリオが救いに行くという王道のストーリーですが、クッパの息子として初登場の『クッパJr』がニセマリオに変装して、ゲームの舞台となるドルピック島を落書きで汚染、常夏のバカンスの島から太陽を奪ってしまいます。虚偽の疑いで逮捕されたマリオは裁判にて島中を清掃することを命じられます。到着の空港で出会った喋るポンプと共にマリオは冤罪を晴らすため、ピーチ姫を救うためドルピック島を駆け回る、というストーリーです。

ネタバレになるので、詳細は省きますがいま思い返すと悪役となるクッパ側にも肩入れしたくなるストーリー設定、町中を縦横無尽に走り回れる爽快なアクションや豊富なやり込み要素、アサシンクリードのユービーアイソフトも影響を受けたと言われています（大嘘）

欲しい欲しい病

発売当初、私はGCを持っておらず、というか据置のゲーム機を持っていなかった、というか当時据置はPS1or2か64orGC派に別れ、つまりはSONY派か任天堂派で今でも続く戦いの始まりからちょっと過ぎた時期だったかと思いますが、かなり珍しいものでした、少なくとも私の中では。

そのため私は据置のゲームをするため、見るため友人の家に通っていました。特に保育園が一緒で小学校で別れちゃいましたが、付き合いのあったみーちゃん（男）の家に2ヶ月に1回くらいの頻度で通って、彼の持っていたスーパーマリオサンシャインをずっと見ていた思い出があります。

そこから私はスーパーマリオサンシャインの虜になってしまい、母親にずっと欲しい欲しい言っていたと思います。

運が良かったのか、たまたま姉も『どうぶつの森e+』が欲しい欲しい言っていた時期で、母親も仕事に復帰するタイミングでしたので、母親と姉がいきなりGC本体とカセット2本（今はソフトって言うのが普通らしいですね）を買って来てくれて、かなり喜んだのを覚えています。

「ゲームは1日1時間」「宿題が終わってから」「ゲームは18時まで」、定番のテンプレが家のルールになりましたが、水を得た魚、鬼に金棒、小学生にゲーム、と言うようにルールと障子は破るからこそ面白いと言わんばかりに熱中した記憶があります。

嬉しすぎて友達を4人くらい呼んだ記憶があります。今考えると、1人専用のゲームを見るためだけに友達を呼ぶってすごいおバカさんですよね。付き合ってくれた友達に感謝です。友達の心境としてはスマブラかマリオカートくらい準備しとけや、と言ったところでしょうか。

結局何が心に残っているのか

実際のところ、前述のみーちゃんの家でプレイを見ていた事もあり私の中でスーパーマリオサンシャイン熱中時代は3ヶ月くらいで終わったと思います。そこからはGCのパワプロ10を2年間やり続けたり、別のメモリーカードを買って貰い、どうぶつの森で果物の転売に興じたり、様々なソフトで遊んだと記憶があります。

他のソフトで遊んだ期間と比較すると、そこまで長くないスーパーマリオサンシャインですが、『据置型のゲームを通じて人と関わる、友人が増えて行く、みんなで一つの画面を共有する楽しさを私に教えてくれた事』、が一番心に残っているんだと思います。

当時はオンラインゲームはほとんど無い時代でしたからね。門限ギリギリまで友人の家で集まってやるゲーム、たまに友人の家に外泊許可が下りた時に『朝までやろうぜ！』と豪語したくせに、皆で寝落ちしちゃった事、色んな思い出が一つの画面、一つのブラウン管に詰まってました。そんな据置型のゲームを皆でやる楽しさを教えてくれたゲームがスーパーマリオサンシャインでした。

あとは今住んでるロンドンが中々晴れてくれない、ピーカンが無いというのもあって太陽を取り戻すこのゲームを思い出したんだと思います。

あとがき

昔の記憶を思い出すために、ノスタルジーに浸るためにAIRの『夏影』久石譲の『summer』を聴きながら書いていました。思い出のトリガーって言うんですかね。書きながら、色んな据置型ゲームの事を思い出しまた。町内会の先輩の家で夏休みにずっとやったPS2の『ガチャメカスタジアム、サルバト〜レ』、ぶっちゃけ今でも帰省した際は友人とやってるGCの『マリオカートダブルダッシュ』『大乱闘スマッシュブラザーズDX』、小学校6年から中1までかなりハマった『モンスターハンターポータブル2nd』、私をサッカー狂にしたPS2の『ウイニングイレブン2009』、革命を感じたPS3の『FIFA10』と『ウイニングイレブン2010』、親にバレないように友人とこっそり進め、最後は自分でもどうクリアしたかわかってないけどクリアしたPS3の『キャサリン』など、、、色褪せない思い出がそこにはありました。多分ゲームも好きなんでしょうけど、その時代を懐かしみ思い出す事が好きなんだろうと思います。過去に生きるのはよくないと言いますが、なんだかんだでどの時代も、思い返せばたくさん楽しい事があった良い人生だと思います。（遺書ではありません）

#心に残ったゲーム