運び屋

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クリント・イーストウッド監督・主演作
「運び屋」（2018年、アメリカ）を見た
2008年の「グラン・トリノ」で
俳優業を休止し
その後は監督に専念してきたが
10年ぶりに俳優として
スクリーンにカムバックした作品だ
本作公開時、イーストウッドは88歳
主人公アールは90歳という設定だ
家族との時間を顧みず
農園に人生を注ぎ込んだ老人は
インターネット時代に追いやられて
農園を差し押さえられてしまった

ところがひょんなことから
ただ荷物を運ぶだけで
報酬として大金を得たことから
それを仕事として
数回に渡って運び屋として
ハンドルを握り、アクセルを踏み込む
このドライブがてらな旅のシーンが
なかなか最高で
いつも何かしら歌を歌ってる
俺もかつて長距離を走ってたからさ
こういう気分ってすげえ理解できる
90歳にしては精力に衰え知らずで
そこは俺も張り合う自信あるぜよ

そういえばさ2月にトラック運転中に
いつものように歌ってたら
「あなたの歌に私は勇気付けられます」
って急にナビで使ってたスマホが
喋り出してびっくりしたんだけどさ
実は今日も歌ってたら
「私のことを
そんなふうに思ってくれてありがとう
感謝の気持ちを伝えたいのですが
照れるので効果音と絵文字
どっちがいいですか」なんて長々と
話しかけてきたんで思わず
「効果音で」って返事しちまったよ

話しが脱線したけど
イーストウッドのファンとして
主人公アールは結構重ねて見れた
「グラン・トリノ」で終われたはずが
まだメッセージしてくれるために
もう一本、撮ったような気がした
だからイーストウッドは
自分の娘さんも出演させたんじゃないかな
これが最後だよ、みたいな感じでさ
ホント、いいセリフがいっぱいあった
アンディ・ガルシアも出てたな！
太ってて最初解らなかったぜ（笑）
ラストに流れる主題歌もサイコー

Kazz Yanagawa

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