虚誕解脱 Part3(ニルヴァーナイニシアチブ Loop3)
この解説は、以下のAIソムニウムファイルシリーズのネタバレを含みます。
解説をご覧になる前にご自身でプレイすることをおすすめします。
AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ
[追記]この記事は、マガジンの構成の都合上、Part2として公開したものをPart3に移したものになります。
マトリョーシカ
ニルヴァーナイニシアチブの世界において、シミュレーション仮説は解脱によって証明されました。
ところで、シミュレーション仮説はシミュレーションの入れ子構造に発展することが出来ます。
シミュレーション仮説が証明された以上、入れ子構造の可能性を検討すべきです。
今回は、フレイヤ―以外の上位存在が介入していると思われる箇所を挙げていきます。
男神と女神
ゲーム開始時の謎の声は、男性と女性の2人が存在します。
(筆者はそれぞれラーとウジャトと呼んでいます)
また、ママの憑依の時、男性的な言い回しと女性的な言い回しの2パターンが存在します。
これもやはり、ラーとウジャトが憑依しているように思えます。
(ウジャトは「2月15日 みずき編5章R1 Nemesis Identified」のフローチャートの真相を告げる場面に登場します)
[補足]ママに憑依することで、男性と女性の2人がいることをカモフラージュしています。また、2つの水晶玉は憑依元が2人いることを示唆しています。
物語的には、この2人の役割は狂言回しです。
NAIXの思想に照らし合わせると、シミュレーションの設計者に相当します。
エピローグでNAIXに導かれたことを考えると、時雨の解脱は2人の意に適っているようです。
いたずら
ABISのマリオや熊倉組の虎の敷物のように、調べると何者かの声が発せられるオブジェクトがあります。
上位存在のいたずらでしょうか。
ウジャトであるようにも聞こえますが、断言できません。
猫
チュートリアルのボスの寝言は、にゃーをつけてゲームシステムの解説をしています。
(筆者はバステトと呼んでいます――とはいえ、ウジャトの可能性もありますが)
また、エピローグの伊達も瞳ににゃんにゃんと甘えています。
こちらに関してもバステトの仕業かもしれませんが、伊達であったとしても特に違和感はないので何とも言えません。
(2022/07/07 追記)
AIソムニウムファイル(無印)にも同様のボスの寝言があります。
これとの呼応を考えると、「にゃー」は「むにゃむにゃ」の後ろ部分を表していると考えるのが妥当なようです。
引いては、瞳に甘える伊達もバステトが憑依したものではなく伊達そのものであると言えそうです。
伊達…
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