秒で使える50の文章テクニック集【#カニ文章講座】
こんにちは、編集者のじきるうです。
日本最大級のフリーランス・副業メディア『Workship MAGAZINE』の元編集長や、企画系ライターの登竜門メディア『クレイジースタディ』の管理人、そのほか複数のWebメディアを運営してきました。
このnoteでは「今すぐ誰でも使える50の文章テクニック」をご紹介します。普段の記事制作で意識している、実用性の高いテクニックのみを抽出。ライターだけでなく、文章を書くすべての人におすすめです。
このnoteが、あなたの「書く技術」のレベルアップに貢献できれば嬉しいです。
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■冗長表現を減らそう!編
わかりやすい文章を書くならば、まずはシンプルにしましょう。だらだらと長い文章はよけいな情報が多く、読んでて疲れてしまいますよね。
なくても意味が通じる冗長表現をカットすると、文章がスッキリし、説得力も増します。
書籍『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の第1位にも、「文章はシンプルに」(100冊中53冊)が挙げられていました。多くの文章術本において挙げられているテーマであり、不変の定理です。このnoteでも最重要事項として、はじめの章でご紹介します。
以下で具体例を見ていきましょう。
可能表現を短くする
可能表現は、冗長になりやすいものの筆頭です。
「〜られます」「〜できます」「〜が可能です」などの短い表現を使うことで、少しだけスッキリします。
強調の形容詞を削る
文章を書くときによく言われるのが「形容詞を削れ」。ボクも先輩編集者に散々言われてきました。なかでも強調の形容詞は、削っても問題ない場合が多いです。
形容詞について、ひとつ有名な話があります。
かつてのフランス首相で新聞人でもあったジョルジュ・クレマンソーは、新人記者から「ジャーナリストの心得」を問われ、以下のように答えたそうです。
形容詞に対して、彼がいかに警戒していたか分かるエピソードですね。
二重否定を削る
強調の意味で、二重否定が用いられるケースはあります。しかし文が長くなるうえ、言い回しもややこしくなるため、誤読を生みやすくなります。濫用はひかえましょう。
順接の接続詞を削る
「そういえば」「ちなみに」「そして」など、補足や切り替えの接続詞はなくても通じることが多いです。これらは “順接の接続詞” と呼ばれます。
「しかし」「ところが」「でも」などの “逆接の接続詞” は原則残しましょう。こちらは省略すると、文章構造がわかりにくくなる恐れがあります。
なくても支障のない前置きを削る
順接の接続詞と同様です。なくても意味がとおる前置きはカットしましょう。
よくあるのが、「近年では働き方改革が叫ばれています」のような、誰でも知っていることを前置きとして書いてしまうケース。問題提起が浅く、初心者っぽく見えるため、おすすめしません。
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