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サッカーの現場を久々に見たくて米子に行った話

初めにお断りしておくが、記事中に出てくる写真は、特記のないものは、2020年11月22日のヴァンラーレ八戸戦当日に撮影している。そうでないものについては随時、撮影時を記載している。

ガイナーレ鳥取に限らず、シーズンの初観戦が終盤戦だなんて、たぶん今までなかった事例だ。それもこれもみんな、COVID-19がいけない。あれで全ての目算が狂ってしまったと言わざるを得ない。
一例として、チケットの紙発券が廃止されてしまった。あれは非常に不便だと思う。別に会場のブースで個人情報ぐらいは書くので、紙発券をしてほしいと思うのだが、運営上の都合もあるだろうし、個人的な都合も言えないので、そこは仕方がない。
チケットに関しては、他にも様々な問題とかがあるが、個人的な事情に起因することもあったりするので詳細は割愛させていただく。

ともあれ、Jが客を入れ始めた頃にしても、行くことはできないでいた。その最大の理由は「ナイトマッチ」だからだ。
自分の住んでいる島根県出雲市とAxisバードスタジアムがある鳥取県鳥取市とは、直線距離でも150㎞以上の距離がある。
脳梗塞なんて病気をする前は普通に車を転がして鳥取までぶっ飛ばしたもんだが、ゴール裏を退くのと同時に、鳥取往復に関しては、車での自走を止めた。自信がなくなった。それでも米子ぐらいはまだ自走する用意もあったものの、鳥取往復の自走による車運転はしなくなった。病気が憎い。

以後は列車移動が中心になった。そしてここからが問題なのだが、鳥取から出雲市に帰れる便が大幅に減り、スケジュールがタイトロープになってしまう。なので、ナイトマッチの時には列車が使えない。
関東関西の大都市圏みたいに都合の良い規模で列車など運行してくれないのが実際のところだ。

スタジアムに着くまで

ともあれ、本来なら前述のようにチュウブYAJINスタジアムも車で移動する範囲なのだが、今回は車は使わなかった。今年はシャトルバスを運行してくれないから、という理由もあるが、それ以上に、どうしても米子駅を見たかったからだ。

米子駅が変わるらしいから。

40年近く前に1年足らずの間だけ米子在住歴を持つ自分としては、あの駅はとても思い出深い駅だ。

以前の米子駅(2017年7月撮影)。

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この駅がどう変わるのか、個人的には注目している。

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チュウブYAJINスタジアムには、この日ノ丸自動車の下葭津(しもよしづ)行きに乗るか、境港行きに乗るべきなのだが、下葭津行きの方がよりスタジアムに近いところには止まってくれる。運賃は双方で10円程度しか変わらないみたいだ。

このバスに米子駅から15~20分程度乗ると、マルイ安倍店前という停留所に着く。文字通りマルイ安倍店のそばに降ろしてくれるだけの停留所である。
ただ、そこに着くまでに、米子市公会堂を回ったり、境線の後藤駅周辺を回ったりと、なかなか妙なルートを通ってくれる。しかもGoogleマップではチュウブYAJINスタジアムの通り沿いにバス停があるかのような表示がされているが、ストリートビューを見てみると、それと全く関係のない通り(マルイだけに沿った通りではなく、マルイとジュンテンドーとの間に挟まれた通り)にバス停がある(しかも、ストリートビューは写真が古いので、写っているバス停の名称が旧称になっていることに注意が必要)。
だからそこそこ時間がかかるし、運賃もあの程度の距離にしてはかかる(ちなみに片道260円也)んだなあ、と思った次第。

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前にも乗ってるくせにな。記憶力が悪すぎるんだよ。ま、バカの与太話はそれぐらいにして、バス停に着いたら自分を含めて乗客が全員降りてしまったという。地方のバス路線あるあるだ。

ともあれ、バス停からは10分程度歩く。でも、途中でここに寄る。

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あ、失礼、これはこの店の以前の姿(2016年8月撮影)だ。今はローソン・ポプラに変わった。外観もこういう緑色ではなく、普通のローソンである。だからと言って、青いコンビニでローソンクルーのアキコちゃんが待っているわけではない。
この店では所用を足したりハンカチを買ったり(持ってくるの忘れちゃったので、どうしてもここで買いたかった)した。

で・・・。

チュウブYAJINスタジアム

・・・着いた。

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株式会社SC鳥取が芝生事業を、クラブに於けるガイナーレ鳥取を中心としたスポーツ興行を除いた基幹事業に成長させた現在はもちろん、この先に於いても、恐らくチュウブとの関係性は維持されていくだろうと思うし、故にこのネーミングライツがチュウブのものであろうことは変わらないだろうと思う。知らんけど。

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着いてみてビックリした。いや、予想はしていたけど、これほどまでに寂しいとは思わなかった。

イベントがない。それはこの御時世だから仕方がない。飲食ブースの出店も数を絞っている(調べると毎試合2店舗ずつの出店のようだ)。そして、飲食ブースが出ているが、座って食べる場所がない。不便だなあとは思ったけれども、感染防止策なのだろうなあ、と思ってこれは受容した。モンスタークレーマーではないのだから、受け入れるべきは受け入れてこそ、だ。

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おまけにこのイケメンがいない(この彼は2018年9月の相模原戦で撮影したもの)。そりゃね、こういう御時世だもの。マスコットが出てくるなって言われるのは仕方がない。けど、やっぱりさ、スタジアムのだものなあ。
これがAxisバードスタジアムだったら、ビジョンに彼の姿も映し出せるってものだけど、チュウブYAJINスタジアムに、そんな小洒落たものはないので・・・。

グッズショップのブースはいつもと違う場所にあったので、ちょっと捜してしまった。いつもの場所には飲食ブースが並んでいた。

飲食ブースでは、今季から出店のグリルダイバー710さんがたまたま店を出していたので、何を買おうかと思っていたら、キーマカレーを売ってたので、即決で買った。

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昔みたいにドカ食いできたら、これに肉の盛り合わせとかプラスして買っちゃうところなのにな。あ、ちなみに、このキーマカレーはメチャウマだったよ。ただ、今季はもう出店機会が無いので、グリルダイバーのお店(鳥取県中部の倉吉市にあるそうだ)に行って堪能してほしい。

腹は満たしたので、グッズショップのGOGSに行った。で、買ったのがこれだ。ホームゲームの会場でしか売っていないというパーカーだ。

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オンラインでもいずれ売るんだろうなあ、とは思うけれども、会場限定とか言われると、やはりそこで入手しなければ、などと思ってしまう凡人がここにも一人いた。最初はどっちか片方だけ買うつもりでいたが、面倒くさいので結局色違いを二つとも揃えた。

なお、PUMAにこんな製品はないはずなので、PUMA製でないことは明らか(もしこれがPUMA製ならばついているはずの、お馴染みのトレードマークもない)だ。
あと、これ、結構重いの。安いハンガーに掛けたら折れちゃうかと思った。着たら、肩が凝りそう。でもホーム最終戦は寒そうなので、着ていくか。

一つしか設置されていないゲートに入る前にQR発券をして、無事手続きできたので、入れた。

入場時にこういうものをもらった。

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フェルナンジーニョ引退記念うちわと、何故かヨネギーズの缶バッジ。どうもこれらは米子市が作ったもののようだ。

若いやり手の市長がハーフタイムに挨拶に来て言ってた。でも、それは良いのだけど、この日は米子市ホームタウンデイではなかったと(米子市は9月22日に北栄町及び日野町と合同で実施)いう事実もあるわけで。
チュウブYAJINスタジアム開催が今季はもうこの試合しかないので、謝意を表す機会がここしかなかった、ということは理解したい。南部町・伯耆町・日吉津村にも話は通ってるだろうし、まあ、この市長さんらしくて、自分は決して悪い感じはしなかったとだけは言っておきたい。

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これが最終的に1000人ちょいまで埋まる(この日の客入りは公式発表によると1108人)のだけど、自分のイメージとしてはそれよりは入ってたような気がした。

天気は上の写真を見てもわかるように良好とは言い難かったが、やってくる試合には向かっていくしかないわけで。さあ、どうなる。

試合

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経過はブログに書いたので割愛・・・では面白くないので、ここではブログで詳細に触れなかったことについて。

応援の太鼓が、兎にも角にも良かった。太鼓も今季開幕後から当面はダメだったんだけど、シーズン途中から解禁になったらしくて、この試合でも導入されていたよね。
その太鼓なんだけど、よくトーキングドラムってあるじゃない。打楽器でメロディ的なものをやっちゃう概念の奏法。
聞いてるうちに、あれがイメージできてきてね。何かね、ドラムビートの向こうからチャントのメロディが聞こえてきちゃう、という。そんなはずがないにもかかわらず、聞こえてきちゃうんだよね、メロティとか、それに付随する「ヒトの声」が。想起できちゃうんだよな、わりかし容易に。
聞いてると、そんな風にトーキングドラムっぽくて、大変面白かった。事実あれで場内は結構ノってヒートアップしてたしね。どういうイメージで叩いてたのかは知らないんだけど、自分は結構好きだった。

特にフェルナンジーニョがPKを決める前ぐらいから、俄然ムードが盛り上がってきた。あの太鼓のおかげがかなりあるな、と思ってた。フェルナンジーニョのスイッチも入って、これ、ひょっとすると同点はおろか、勝ち越しさえ有り得るんじゃないかとさえ思えた。奇跡の一つぐらい起こしそうにさえ感じた。

まあ、そんなにうまく行かなかったけどね。でも、そういう夢想ぐらいはできる雰囲気は作ってくれたなあ、と思うのよね。

結~まだシーズンは終わっちゃいねえよ

ちなみに、今日(2020/11/28)のアウェイ相模原戦を2-3で敗北しちゃったので、かなり厳しい状況になってしまったけれど、まあ、それはそれ。自分らは所詮無力なので、目の前に試合があるなら、自分でできるやり方でガイナーレ鳥取に貢献しようと思うだけで。

まだシーズンは終わっちゃいねえんだし、自分は自分のやり方でガイナーレ鳥取を盛り立てていくだけよ。それしか考えてない。

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だからとりあえず、ホーム最終戦には馳せ参じる予定。フェルナンジーニョのラストマッチになるかもしれない。見届けたいと思うじゃないか。引退記念Tシャツも買ったしね。
但し、自分、最近ちょっと不安要素がある。ここんとこ大人しくしてくれてた憩室が悪さしそうな気配がチラホラ見えてきた。肝心な時に下血なんかして一定期間の入院とか、イヤだよ。
何とかあと1ヶ月程度、できれば年明けぐらいまでは持ち堪えてほしい。頼むよ、自分の身体。せめてそれぐらいは言うこと聞いてもらえないかな。

とりあえずさ、最後ぐらい、笑って終われたら良いよな。んで、フェルナンジーニョを笑顔で送り出すの。それができるなら、もうそれで良いよと思ってさえいる。なるようにしかならないもの。だから、残り4試合の行く末がどうなるとしても、せめてそれぐらいはしたい。

試合が済んで、まあ、結果は残念だったけど、先ず米子駅まで行こうとなった。でも、バス停まで歩くの面倒くさいのでタクシー呼んだよ。あの距離ならかかっても1500円ぐらいかなと思ったら、2000円近くかかってしまった。まあいいよ。

で、ICOCAにチャージしてんの忘れて特急券と乗車券をキャッシュで買っちゃって。バカだ、自分は。ま、もうヤケクソだと思ってね。そんなわけで特急やくもに乗って帰ったよ。

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あ、そうそう。エコバッグ持ってこいとかいうから、いろいろ考えた結果、去年境港で買った目玉おやじを連れて行ったよ。流行に乗ってローソンでもらった「鬼滅の刃」のでもええんじゃろけどね。まあ、今回の場合には目玉おやじの気分だったからね。そういうわけで連れて行ったよ。例のパーカーとか余裕で入ったんで、役立った。

ガイナーレが前に売ってたエコバッグ(2014年に撮影)、もちろん持ってるよ。今度はこいつを持っていこうかな。

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てか、レジ袋有料化の御時世だし、こんなの、また作って売ったら良いのにね。たぶん、そこそこ需要があるような気がするんだよね。この際だから、来季のグッズに加えてもらえるよう、今の段階からご検討プリーズ!

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。