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自分の究極の目標は「床屋政談みたいなサッカー談義の入り口になりたい」

サッカーの見方を1つとってもいろいろあるわけで。

特定の監督の戦術や戦略などを掘り下げる
特定の選手を強く推す
チームに執着し、強い忠誠心を持つ

など、これらに限らず、多様な見方があるわけですよ。それらは、その国の法律やその地の条例、あるいは会場の決めたお作法などに反してさえいなければ、何一つ規制されるものではありません。
ただ、それでも、マナーというかモラルというか、そういう公序良俗と言われるものに反するような暴言を吐いたりとか、何らかのアクションを起こしたりとか、それは慎むべきだと思いますが。
まあ、それはそれとしてですね・・・。

で、もんのすごくC調というか適当な自分は思うわけです。

「俺は俺の見たいようにサッカーを見たいし、その見方は仮に間違っていることもあるかもしれないが、知見の誤りを訂正されるならまだしも、競技の見方そのものについて他人様からとやかく言われたくない」とは思っていたりするわけでして。
ま、基本的にわがままなんですよ。で、その上に知見がメチャクチャ薄っぺらい(もっと言えば「知見などない」とも言える)くせに、もっともらしいことを言いたがる。
平たく言えば、ただのええカッコしいの馬鹿なんですね。長年こういうスタイルでやってるんで、そういう自覚も必然的に備わっておりまして。

だから、知見が相応にある人々からは「あの馬鹿、また何かしようもないこと言ってやがる」などと、シカトされて終わりなのでしょう。事実、そういうものだと思いますよ。
そして、自分もそれを否定することはできないとさえ思っています。

でもね、別にそれでも良いんですよ。自分の目指すところは「床屋政談みたいなざっくばらんなサッカー談義」なんですから。
ほら、昔の居酒屋辺りでサラリーマンが、やれ「松井がどうした」「松坂がどうした」「長嶋監督の作戦がどうした」みたいな素人くさい野球談義をしてたじゃないですか。
実を言うと、あれと同じノリを目指しています。もちろん、自分が単にその路線を目指しているにすぎず、そこから先に行きたい人は行ったら良いんですよ。選手やチームを強く推しても全然構わないし、あるいは、戦術を深く究めても全く問題ありません。
見るサッカーも、海外クラブチーム(日本以外なら何処でも可)でも構わないし、日本なら、Jリーグでも、JFLでも、地域リーグや都道府県リーグなどでも、育成世代の試合でも、U-12とか、U-9なんて年代の試合などでも良いし、女子のなでしこリーグでもチャレンジリーグなどでも全く構いません。

自分は入り口になりたい。

それだけなんですね。七面倒くさいことは言いたくない。敷居なんかも高くしたくない。低くあって良い。
そもそも自分は別に専門家じゃないし、それを目指してもいません。だいいち専門家を気取れるような知見もありません。
それでなくても、自他共に認める知見の薄さを誇っている(まあ、普通それはあまり自慢できるようなことではありませんが)のですよ。
様々な知見のある人からしたら、「あの馬鹿」となるのは必定です。

でも、だったらそれでも良い。こんな薄っぺらなおっさんの文章から、もっと先を見てみたいって人が1人でも出てきてくれたらそれで良いんですね。実はその程度の小さな望みを持って、時々文章を書いたりしていますが、まあ、なかなかうまくいきませんよね。何年何十年と書き続けようが、文章力なんか皆無に等しいし。

例えば、自分は長いことSC鳥取やガイナーレ鳥取について、くだらねえことを書き散らしてきていますが、それらを読んで、自分もこのチームに興味を持とうとか思った人なんて、恐らく数えるほどもいるかどうか。
そんな状態なので、自分の影響力はほぼ皆無に近いだろうと自覚しております。単に年数だけ経過してるだけなので、尚更そうでしょう。むしろ影響力がある方がどうかしている、とさえ今は思っています。
だって、それでなくてもディープなサッカー経験者でもない自分が、勝手なことを言い散らしてるだけなんですよ。そんなもん、ちょっと経験や知見のある人だったら、内容の乏しさや知見の不足なんて、一発でお見通しじゃないですか。

で、自分も脳梗塞などという病気を二度して、それらを経て、考え方に変化というか、そういうものが出てきて、その結果として辿り着いたのが「自分は入り口になりたい」なんですね。

もうこの先、自分はたくさん試合を観に行けないかもしれない。現に夏場のナイトゲームのシーズンは行かなくなりましたしね。鳥取ってただでさえ遠方にありますから、帰りの足を確保できないからというのと、一緒に住んでいる決して若くはない親を心配させるわけにもいきませんしね。そんな理由で夏場は島根県内(まれに鳥取県西部でも)での昼の試合でないと行かなくなりました。

でも、自分みたいな境遇の人、だけでなく、何らかの事情で試合を毎度毎度観に行けない人っているじゃないですか。そういう人たちの入り口みたいなものになれたら良いなって・・・脳梗塞を発症してからの、特にこの5~6年ぐらいは、そんなことを考えるようになりました。

観戦スタイルも、例の2013年12月の讃岐戦を最後に、応援からきっぱりと足を洗い、自由席をうろつきながら写真を撮りまくるスタイルに変えました。最初は少々居心地が悪かったのですが、慣れてみると、これはこれで気楽なものです。
今はメインスタンドやバックスタンドの自由席を根城に、下手な写真をこれでもかと撮りまくっています。

二度やってしまった脳梗塞という病気が、こんな感じで自分の観戦(というより「応援」と言っていいかもしれない)スタイルを大きく変えたように、書く文章の考え方にも深く影響を及ぼしている、と感じています。

だから、別にこの文章の内容に賛同してくださいとか、そんな大袈裟で間口の広い話ではないのです。自分にはそういう境遇があって、そのおかげで今の自分の在り方ができてるってだけの話です。

究極且つ最終的な目標としては、サッカーについて文章を書く場合は特にそうなのですが、タイトルにも挙げたように「床屋政談みたいなサッカー談義入り口になりたい」だけなのです。
つまるところ、自分は「契機」でさえあれば良いと思っています。サッカーにしろ何にしろ、最近は常にそういうつもりで文章を書いています。

見方としては何でも良いのだけど・・・

1:自分が今、興味のあるチーム/選手を見てみる
2:相手のことも知ってみる
3:そのチームが参加しているリーグや大会のことも知ってみる

という辺りから、徐々に手をつけてみたらいいでしょう。何処から始めても良いし、この順番による必要もありません。自由で良いんですよ。枠なんかにはまっちゃつまらない。
最初にも言いましたが、法律・条例・その場の決まり事などに反してさえいなければ、競技の見方は自由で良いのです。もちろん、参加する服装も自由で構いません。

もし良かったら、あなたも、何かの機会がある時で良いので、サッカーを観に行ってみましょうよ。
いろいろ楽しむことができるかもしれませんよ。最初はなかなか敷居が高いかもしれませんが、やがて時間が経てば、応援したくなったりもするかもしれないですし。
ともあれ、サッカースタジアムなんてところは、いろんな楽しみ方ができる空間だと思いますよ。
そんな楽しみを自分もちょっとだけでもお勧めしてみたい、などと思いながら文章を書いていたりします。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。