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Yonago Genki SCというチームを知っていますか?

一度は分割したが、やはり分割しては良くないと感じたので、元原稿から欠損した部分もあるが、構わず統合する。
そして本稿は、無理矢理OWL magazineにぶっ込もうとするのではなく、OWL magazineへの寄稿を前提としないことにしたい。

Yonago Genki SCについて

その昔、「天才たけしの元気が出るテレビ」という大変に著名で、且つ人気のあったテレビ番組があった。

日本テレビ系で毎週日曜日の午後8時に放送していた。タイトルの通り、あのビートたけしの冠番組だ。

そして、この番組で演出をしていた伊藤輝夫、後のテリー伊藤を大変有名にした番組でもある。

その中にサッカー予備校みたいなチームの企画があって、そこで組まれていたチームが「GENKI FC」だった。

このチームからは、柏レイソルやFC東京、東京ヴェルディなどで活躍したゴールキーパーの土肥洋一が誕生している。
この番組に出演したことがきっかけになり、日立製作所のサッカー部と契約を果たし、日立はその後、柏レイソルになった。その後、日本代表にまでなった土肥は一時代を築いたゴールキーパーだった。

但し、これからご紹介するのは、そんな土肥洋一を生んだ「GENKI FC」ではない。

Yonago Genki SC

……という名のチームだ。

鳥取県米子市を拠点に活動し、その歴史も結構ある。

設立は1992年3月。最初はまさに文字通りの仲間同士のチームだったようなのだが、実力はこの当時から既に、こと鳥取県内に於いては何となく抜きん出ていたようだ。
米子地区から飛翔して鳥取県内の強豪として、SC鳥取ドリームスなどと強豪の一角を占めるようになっていく。
そして、ドリームスと並び立つように競い合いながら、かつて強豪とされたTKFCの愛称で知られた鳥取キッカーズFCを凌駕する存在になっていく。

鳥取三強(と勝手に呼ぶ)チーム

私が勝手に「鳥取県内三強」と位置づけているチームがある。

SC鳥取ドリームス
Banmel鳥取

Yonago Genki SC

以上三チームが、鳥取キッカーズFCが中国リーグから降格したあとの鳥取県内三強と言って良いだろう。
ちなみに、鳥取キッカーズFCは県内の古豪で、その歴史も古いという。麒麟獅子のエンブレムと、TKFCの略称はお馴染みかもしれない。
2021年にはそんな彼らが久々に鳥取県リーグ1部で優勝している。その結果として、中国地域兼リーグ決勝大会にも出場したが、こちらの方は残念ながら敗れてしまっている。
かつてそんな彼らとの激闘の末に中国リーグに昇格したのが、あのファジアーノ岡山である。

実を言うと、この両者の入れ替え戦の鳥取ラウンドを見てもいる。これが県リーグ決勝を経た上でのものか、そうでないかはわからない。
恐らく県リーグ決勝は行われているはずで、その結果として入れ替え戦があったものと思われる。この当時のレギュレーションを知らないので、あくまでも推測でしかないが。
が、まあ、ここでの本題から外れてしまうので、ここではこれ以上触れず、軽く触れる程度にする。

SC鳥取ドリームス

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ドリームスはガイナーレ鳥取のファミリーチームと位置づけられており、今のガイナーレ鳥取の前身となるSC鳥取の色を一番濃く継承しているが、昨今はOB選手の存在が大きく減り、新しいチームになっていっている。
ちなみに、私はここの応援を以前からしてきた。楽しそうにサッカーをやっている様子が好きになった。
そしてそれは本来、SC鳥取が目指していたもののはずだ。その思想的な部分に共感していることも大きいかもしれない。
最近、鳥取県リーグが無観客開催の影響もあり、なかなか観に行けていないが、著しく調子が悪いようだ。今季4試合で1分け未勝利という状況はさすがにちょっとつらい。
このままでは、久しぶりの2部陥落もあり得る。だが、何としても巻き返してほしい。
ちなみにその後、1部残留はできているとのこと。

Banmel鳥取

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Banmelは三強の中では2000年創立と比較的新興チームといえ、ここ最近、非常に力をつけてきている。元々BURUTUSという名前だった。
2012年に鳥取県1部昇格を機に、現名に変更。かつてのブルータスというチーム名は、彼らのセカンドチームとして2014年に復活した。
トップチームBanmel鳥取のエンブレムは、らくだが描かれている。
県リーグ1部では2017年と2020年に優勝している立派な強豪だ。2021年も準優勝し、県リーグ決勝大会に臨んだが惜しくも敗れている。
いずれにしろ、鳥取県東部で鳥取キッカーズに代わる中心的存在として位置づけられるだろう。

Yonago Genki SC

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そして本稿のメインである、Yonago Genki SC。リンクは先程貼ったので、そちらを見てほしい。

この名前になったのは、2016年からで、それまでは単に「元気SC」だった。頭に「Yonago」の地名を付したのは、それが彼らの活動地盤である「米子」を示すためのアイデンティティだからだろう。

実は旧名の頃に、中国リーグに昇格していたことがある。2009年だ。だが、この年はあまり大きく勝てず、三勝(三分け)しかできなかった。
リーグ最下位ですぐに鳥取県1部に降格。その後、2位が続き、2012年に優勝しているが、この時は最大のライバルだったドリームスが中国リーグに昇格していた。

鳥取県リーグでは、ドリームスとの鍔迫り合いが続いた。そして、2016年、またしてもドリームスは中国リーグにいたのだが、ここで再び優勝した。

ドリームスはいろいろ事情もあって、中国リーグで全く勝てなかった。そのドリームスと入れ替わるように、Genkiが中国リーグに昇格した。
この年の県リーグ決勝で下した相手が、当時は浜田FCコスモスを名乗っていたベルガロッソ浜田だ。

しかし、2017年。Genkiは一勝二分けしかできなかった。そのうちの一分けとなった試合を実は見ている。

この時の相手は、同じ頃に昇格したパナソニック岡山。苦戦を強いられ、結局ドローに持ち込むのが精一杯だった。

ちなみに、このチームとデッツォーラ島根ECとの試合も見ている。再三触れている若三康弘さんと最後にお目にかかった試合だった。

ちょうど夏真っ盛りの時期だった。若三さんに関してはOWL magazineをはじめ、多々記しているので、そちらをお読みいただこう。このテキストの主人公は若三さんではないのだし。

結局、この2017年は良いところがなく、Yonago Genki SCは鳥取県リーグへと戻ってきた。

翌年には、上述したBanmel鳥取との試合も観ている。

猛暑の中にもかかわらず、これが手に汗握る大熱戦。県内三強は揺るがないなあ、とさえ思った。

そして2019年に、再び鳥取県リーグ1部を制した。

当たり前だが、ドリームスと互角だ。むしろ、事と次第によってはドリームスが押されている場面すらあった。

この試合しか見ていないが、Genkiは明らかに強いと思った。どこがどう、と言われると説明に困るが、とにかく強いと思った。

この年の県リーグ決勝で、見事に勝ち上がり、本当ならデッツォーラ島根ECも同じように昇格して再び中国リーグの舞台に立てると思っていた。

ところが、COVID-19だ。

中国リーグはこれに翻弄され、リーグ戦を全て中止せざるを得なくなった。

代わりに、CSLチャンピオンシップという大会が行われた。しかし、私はこの大会に一度も足を運んでいない。無観客だったはずだから。

結局、2021年も中国リーグで試合をすることになった。だが、同じ時期に昇格したはずのデッツォーラ島根ECは活動を停止した。

Yonago Genki SCは、開幕戦で三菱水島FCに土をつけた。2017年は良いところなくやられた相手なのに。チームのポテンシャルが向上している。ドリームスは彼らと並び立っていると思っていたが、今や彼らの背中を見ている。

Yonago Genki SCがこの先どうなるのか、非常に楽しみだ。

……と思っていたら、2021年はどういう巡り合わせか、Yonago Genki SCの試合をやたらと観戦できてしまった。

6月以降7試合も見ることに

6~7月のおよそ1ヶ月間に、Yonago Genki SCのホームゲームを、5試合連続で観ることになった。その後10/24、11/28にも観ている。

何故か?

ここら辺りにも少々書いているが、改めて。

私は身体の都合で、なるべくなら日帰りしたいので、ナイトゲームには行かない。日帰りできなくはないけど、帰りが非常に遅くなるので、体調も考慮して家人に心配はかけられない。また、無意識には迅速な行動のできかねる私も、それ故に行動に時間的な余裕を取りたい。

それで、身柄の空く夏場に近場で何処か観に行こう、となった時、状況が許せばお客を入れている中国リーグの観戦を思いついた。こうして結局、中国リーグのYonago Genki SCのホームゲームを立て続けに観戦することに決めた。

厳密に言えば、バレイン下関戦のみ山陰限定でお客を入れるという縛りはあったが、それ以外は特に制限はなかった。

そして、この場合、試合会場が気に入っている。

この中にある、どらやきドラマチックパーク米子東山球技場(どら球)、ここでホームゲームを開催する。かつては弓浜コミュニティー広場を利用してもいた。米子鬼太郎空港に程近く、場所としては悪くないが、駅からのアクセスがよろしくない。あそこは基本的に車で行くところだ。あと、スタンドの類がない。これはなかなかツラい。

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上の写真のような観戦環境なので、ここでの観戦のために、キャンプで使うような椅子を購入して利用している。運搬と組み立てに手間は要るが、それを除いても快適度は違う。弓浜などでは必需品の一つだ。
(こういうのを買ったが、私が持っているのと同一かは不明。購入から結構経つのでカタログ落ちしているかもしれない)

これに対してどら球は曲がりなりにもスタンドがついている。件の椅子など当然不要で、観戦の快適度は格段に増す。

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基本的にここはサッカーを中心に行われている。かつてSC鳥取もここでJFLの試合をやろうとしたことがあるが、聞くところによるとストップがかかったらしい。

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スタジアムのメインスタンドの対面に見えるこれは、カンコー学生服の米子工場の建物だ。

それに引っかけて、かつてのシティライトスタジアムになる以前のネーミングライツに基づいた呼び名をもじって、「カンコースタジアム米子」と、私は勝手に呼んでいる。

ここは何しろ、駅が非常に近い。その辺のことは、この前のOWLオムニバスの一編でも触れている。

小さな駅で普通列車しか停まらないが、球技場まで徒歩5分程度とそれなりに便利だ。そして、隣の伯耆大山から出雲市までと、境線全線で、ICOCAが使えたりする。詳細は以下のリンク先を見てほしい。

駅の写真はこんな感じ。

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この駅に関しては、こちらのOWLオムニバス記事にも載せていただいたので、併せてお読みいただきたい。

さて、今回観たのは以下の6月下旬から7月中にあった5試合と、10月下旬に開催された順延分の試合。詳細は各ブログ記事に譲りたい。

FCバレイン下関戦(6/20)
三菱水島FC戦(7/4)
SRC広島戦(7/11)
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン広島戦(7/18)
ENEOS水島戦(7/25)
NTN岡山戦(10/24)
環太平洋大学FC戦(11/28)

リンク先はいずれも拙ブログ「KAZZの適当FOOTBALL」である。

以上のゲームだ。このうち、ENEOS水島戦と環太平洋大学FC戦は正午キックオフで、NTN岡山戦が14時。他は13時キックオフ。
夏時分に12時とか13時とか正気の沙汰じゃないよ、と言いたくもなるところだが、隣接する野球場にはともかく、こちらの球技場には照明設備がないので仕方がない。

個性に溢れる選手たちがたくさんいるので、一度、観に来てほしいものだ。

さて、観戦した7試合について簡単に。

初っ端のバレイン戦は完敗の試合で、前の週に同じ米子で観たガイナーレ鳥取とAC長野パルセイロとの試合かと思ってしまう程度には、いろんな意味で手も足も出ない試合だった。

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なお、何故かホームのYonago Genki SCがセカンドユニを着ている。

そこに行くと、翌週の三菱水島戦は、緊張感のある試合で、強豪の三菱水島相手にシーズンダブルやっちゃうんじゃないかとさえ思ったほどだったが、三菱水島もそこは地域CLに出るほどの強豪チーム。
老獪でしぶとい戦いぶりを見せてきて、簡単に勝たせてなどくれなかった。

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SRC広島戦は、直前に豪雨などがあったが何とか行けた。そして、これもリーグに冠たる強豪のSRC広島に土をつけた。「スゴいものを目にした」「行って良かった」と思える試合にもなった。

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次の富士フイルム戦の前には、久々に境港に脚を伸ばしてきた。駆け足で回ったので、ろくな場所に行ってないけど、最低限の場所には行った。

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少なくとも、妖怪神社はお詣りしておくことを勧めたい。霊験あらたかかどうかはともかく、この雰囲気だけでも行く価値はあると思う。その他、行くべき場所は多い。

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えっ?試合写真も出せ?じゃあ、どうぞ。船川とかいたよ。

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夏場最後のENEOS水島戦は、行けるかどうかが微妙ではあったものの、客を入れての開催が決定して、且つ特段の制限もなかったので、予てより計画していたプチ贅沢を決行。

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グリーン車は良いぞ。確保したシートによっては、車窓の眺望が最の高なのだ。これは大きい。

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そして、運が良ければ写真のような展望グリーン車に乗れることがある。なお、この時は車両運用の都合で割り当てではなかったので乗っていない。

試合はこれ。

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続いて10月に久々に観たNTN岡山戦。やっぱサッカーって怖い、という試合だった。

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そしてラストの環太平洋大学FC戦は、まあ、あまり訊いてはいけない試合。

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この年のホーム最終戦だったのに、完敗だった。

地元に根付くYonago Genki SC

閑話休題。

Yonago Genki SCの試合に行くと、ガイナーレ鳥取の試合とは違う、一種の温かみに似たものがあると感じる。

そして、そんなYonago Genki SCを応援する意味で、こういう曲まである。

米子で活動するロックバンドTHE PARTYの、「GOOD LOSER」という曲だそうだ。これを、どら球で初めて聴いた時、「ああ、カッコいいなあ、チキショーやりやがったなあ」と率直に思ってしまった。それほど、この曲は衝撃的であった。

昔、SC鳥取にはKUMACHIというバンドの「FLY」という楽曲が、オフィシャルソングとしてあったが、同様の曲がYonago Genki SCにもあった。

そして「GOOD LOSER」のPVの中には、Yonago Genki SCの選手たちが登場する。もちろん、THE PARTYが地元米子に根ざしたバンドだから、というのもあるだろう。ともかく、こと米子では、ガイナーレ鳥取に負けじと、Yonago Genki SCも勢いを持っているのではないか、という気がしている。

Yonago Genki SCの魅力は「エモい」こと

ところで、鳥取県にはガイナーレ鳥取ばかりがあるわけではなく、Yonago Genki SCのようなクラブチームだっている。

何処のチームも彼らなりに地域密着に奮闘しているが、Yonago Genki SCを観ていると、いろいろな形で仕掛けているなあと、件のバンドのことなどからも思う。

だから、どら球の決して広くはないメインスタンドが、そこそこ埋まる。これはやはり、Yonago Genki SCの努力の賜物だし、それだけYonago Genki SCに魅力があってこそのことだろう。

Yonago Genki SCは、いわゆるプロチームではないが、それでも彼らは目前のサッカーに没入し、それを楽しんでさえいる。

Yonago Genki SCのサッカーは、最近よく聞くような言葉で言えば……

エモい

……のだ。

何がどう?と、簡潔に表現はできないが、とにかくエモいのだ。

ガイナーレ鳥取のファミリーチームであるところのSC鳥取ドリームスにも感じることはあるが、Yonago Genki SCにも感じる。

だいたい、アスリートが何かを目がけて必死に邁進している姿を見て、「エモい」と感じる。至極当然のことのように思える。

米子は、子供の頃に少しだけ住んでいた、というだけだが、何故かこの街にもそれなりの愛着があったりする。

そんな愛着のある街のチームは、県内屈指の強豪として、今は地域リーグの渦中に身を投じている。さぞかし毎試合大変だと思うが、彼らはへこたれない。今や、ガイナーレ鳥取に次ぐNo.2の地位を確固たるものにしている。

身上となる「エモいフットボール」を引っ提げて。

もちろん相手がある以上、必ずしも自分たちの思い通りには行かない。だけど、このチームは諦めることを知らない。

監督が試合中に選手たちを鼓舞する声がよく響いている。下手をすると、ゴールキーパーのコーチングよりも大きいんじゃないかとさえ思う。あれを聞いていると、彼も選手と共に試合に参加しているんだ、と感じることができる。

6/20のFCバレイン下関戦では、こんなことがあった。

前半でゴールラッシュを喰らい、6点も取られた。ハーフタイムはさすがに沈んでいたようにも見えたが、そこで監督が言う。

6点取られたら、普通はお客さん帰るぞ

監督の言葉と裏腹に、この日の観客は誰一人帰ろうとしなかった。何だかんだ言いつつ、このチームが見たいから、お客は帰ろうとしないのだろう。このチームは愛されてるんだな、と思わずにはいられなかった。

その言葉を聞いたYonago Genki SCの選手たちは、後半は無得点に終わったものの、相手の攻撃も無失点でしのいで意地を見せた。相手は強豪でも臆せず立ち向かっていて、カッコよかった。これを見た時、しばらくこのチームの試合を追っかけてみるか、と思った。

その結果、サポーターでもないのに彼らのホームゲームを立て続けに観戦することになった。ただ、サポーターでもないのは確かだが、元々、SC鳥取ドリームスの強力なライバルとして認知していたチームでもあるし、切磋琢磨する中で、同志に近い心情を感じるようにもなった。

私は今、島根県に住んでいるし、鳥取県には大して在住歴があるわけでもないが、縁あってガイナーレ鳥取の試合を観させてもらっている。
そんな私が、Yonago Genki SCについて言えば、鳥取県内の社会人の強豪として、鳥取県のサッカー界を、SC鳥取ドリームスやBanmel鳥取、更に古豪の鳥取キッカーズFCなどと共に、力強くリードしていってほしいチームだ。

終わりに

来季の中国サッカーリーグには2015年以来久々にSC松江も帰ってくるし、福山に現れた新たなる強豪、福山シティFCも加盟する。それだけに鳥取県の強豪として、ぜひ存在感を示してほしいと思う。

ライトブルーのユニフォームがエモいフットボールと、アツい指示を飛ばす監督の声と共に、ピッチ上で水を得た魚の如く躍動する姿に期待しつつ。

鳥取県にはガイナーレ鳥取だけではないぞ、というところをYonago Genki SCには、思う存分に見せつけてもらいたい。
実際それだけのことはできるチームだと思っているし、だからこそ、今年たくさん試合を観に行った。必ずしも結果の出た試合ばかりではなかったが、見る度に彼らからエモさは伝わってきた。

そのストレートなエモさを武器に、Yonago Genki SCは有りっ丈の元気を振りまきつつ、豪快に突き進むのである。

何処までも、彼ららしく。

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スポーツ観戦記

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