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#オールガイナーレ Round30(セレッソ大阪U-23戦)

今日はこっちから。何かとんでもねえ試合になったようです。

ってことで、例の如くダイジェスト。今日は鳥取版を見ますね。

本日は現状のトップスコアラーである林がサブにもいませんね。でも、彼がいなくても何とかしちゃうのが、どうやら今のガイナーレ鳥取らしいようです。その辺りは追々。

でもまあ、先制したのはセレッソの方でして。これは起点となった右サイドでの縦パスから見ると、それを受けた選手が反転しつつ前に出しました。この選手が中央を経由して逆サイドに振りました。いつの間にやらボールは左サイドに展開しています。この選手(舩木のようです)がクロスを入れてくるとそこにFWのタワン、更に背後に吉田がいて、この吉田がまるでミサイルの如く突撃を決め、GK北野が伸ばした手の先をかすめるように先制点を決めました。吉田からしてみると、チームの大先輩からゴールを奪ったわけです。
いやあ、これはさすがですよ。舩木のクロスも正確性がありましたが、タワンの背後から飛び込んできた吉田にはもう唖然とするより他ありませんね。どうしてあそこに吉田なの、って感じでした。ポジション的にはわかるんですけどね、あそこでなかなか度胸は決まらんでしょ。

その後、鳥取もフェルさん→福村→可児とつないで鈴木がシュートに持ち込むシーンがありましたが、これは外れていきました。なかなか難しいものですね。

さて、セレッソ2点目はCKから。やはり舩木が蹴ったようでして、これに併せてきたのがDFの西本。
鳥取はこの守備の際に当然ながら約束事があったと思うんですが、その裏をかいてきた(と思われる)西本の動きを見ていると、これもある意味ではノーチャンスだったのかな、と思わざるを得ません。
セレッソからすると、先制点もこれもしてやったりという得点なのかもしれませんね。

・・・結果がここまでなら、セレッソの快勝試合であり、鳥取もしようがねえなあ・・・で済むはずだったのですが、どうやらそうはシンプルに問屋が卸してくれませんでした。
というか、わずか数分の間に大どんでん返しが・・・。

その端緒は、実は恐ろしく早い交代カードの使用にありました。

HT  可児→大屋
57分 フェルナンジーニョ→西山
60分 石井→上松

この3枚の交代を60分までに済ませてしまうのです。ある意味、大胆なギャンブルのような気がしますし、まして最初に代えたのが可児ですよ。え?それいいの?と思う人もいそうですが、ところが、これが当たってしまうから不思議なものです。

77分の三沢の1点目は、右から攻めてきて魚里がクロスを入れて、これを西山が頭で落としたところに三沢の抑制の効いたシュートがうまいこと相手ゴールに襲いかかっています。ちなみに最初にも言いましたが、この試合に林はいません。この時点で上記3人の交代も済んでいるので、可児もフェルさんもいません。なのにこれです。
どうやら、彼ら(林や可児やフェルさんら)が不在でも何とかできるオプションができつつあるのかもしれないですね。そのキープレーヤーの1人が、魚里のクロスを落とす役を引き受けた西山なんだろうな、と思うのです。
もちろん、この前段階で関わった魚里などもさすがだな、と思いたくなりますね。

続いて80分の高畑。大屋が軽く捌いたボールを池ヶ谷が左前方に大きく蹴り出します。一度はセレッソ側が処理しかかりますが、高畑はここで冷静に相手を見てボールを奪い、そのまま、これまた抑制の効いたシュートを放ってみせる、という、実に心憎い得点ぶりです。
この高畑、入団以来、特に最近はそうだと思いますがCKやセットプレーのキッカーを担当することも多く、その経験値も生きているのかな、と感じずにはいられません。
高畑はまだ若いのにあの冷静さです。この先、物凄く良い形で成長していってほしいですね。鳥取からは恐らく卒業ってことになりそうですが、その時は快く送り出してあげたいもの。そのおかげで代表に呼ばれる、なんてことも将来的にあり得るかもしれません。

そして81分の鈴木国友。今度は左から丁寧に作っていった(この渦中に鈴木もいました)ら、右サイドに魚里がいて、彼がクロスを上げました。
ここでも、西山が囮みたいに飛んでいて、彼が(結果として、のような気もしますが、とにかく)スルーしたところ、その背後から鈴木が、前半のセレッソの吉田みたいに突撃をかますんですよ。西山雄介、密かに侮れない選手です。

この西山に代表されるように、サブスティテューションであろうとも、戦術意識の共通化が図られている選手がいるというのは、非常に重要なんじゃないでしょうかね。まさに「誰が出てもチームとしての質が低下しない」形ができてるのかもしれません。

一方、鈴木も夏に湘南ベルマーレからやってきてチャンスをたくさん与えてもらっていますが、この試合で更に浮上する契機となってほしいですね。個人的にはとても期待している選手なので、終盤に向けての活躍に大いに期待したくなります。

ともあれ、このまま推移した試合は、終わってみると見事にガイナーレ鳥取の大逆転勝利でした。

ただ、セレッソ大阪のU-23は、やはり怖いチームだと思いますよ。6月にチュスタでやった時も、やはり怖いチームだって内心は思っていましたからね。たまたまあの時は鳥取がうまくいったのが奏功しましたが、今度は前半までに苦闘していますし、やはり(まあ、何処でも皆そうなのですが)侮るべき相手ではありません。

とりあえず言えることは・・・

1:采配の妙
2:選手個々の頑張り

この2点がうまくシンクロした結果なのかな、と。そういう気がしてなりません。来週の福島戦は観戦に行きますが、また良い意味で驚かせてほしいものですね。現状のガイナーレ鳥取なら、それができると思います。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。