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時間術|子供いてもやりたいこと全部やる時間術② マインドセット編

私は海外で0歳時の子育てをしつつ起業中なうえに、生来とにかく色々やりたいことがある人間なので、それらを全部やる時間術について、私が実践している方法をシリーズでシェアしようと思っています。

まず最初に、マインドセット編!

これが超大事!

まず何のために時短・効率化をするのか。ただ闇雲に時短・効率化をしても意味がないと思うのです。
もしも時短すること自体が目的になってしまうと、それは手段が目的化していることになって本末転倒。なので、まずは目的を明確に。

もしもあなたが時短なんかしなくても、やりたいことがやれていて、人生の満足度がすでに高いのであれば、時短なんかしなくていいと思います。

1番もったいないのは、別に時短する必要なんかないのに、時短して効率的に生活している人を見て、「あー私ももっと頑張らなくちゃ」と考えることじゃないでしょうか。

私にとっての時短・効率化する意味とは、「人生の満足度を上げること」。

人生の満足度=「自分にとって大事なものに使えた時間」ー「自分にとって大事じゃないものに使ってしまった時間」

じゃないかと思っているので、前者を増やして後者を減らすようにしています。そのためにも、まずは自分にとって何が大事かを明らかにしないといけません。

やりたいことを片っ端からやるには時間が足りません。かわいい子供ともたくさん向き合って密度の濃い楽しい時間を過ごしたいし、そもそもやりたいことが多すぎるので、やはり選択と集中する必要があります。

この選択と集中を意識することは、仕事と同様にプライベートでも非常に気をつけています。なぜなら、人間と言うのはとても簡単にあれもやりたいと思ってしまう生き物だからです。けれども、1日は24時間で、使える時間は限られているし、あまり詰め込みすぎると、かえって疲れてしまって、人生を楽しむ余裕がなくなります。

例えば、スケジュールがいっぱい詰まった旅行を思い浮かべてください。

行きたいところ、見たいもの、食べたいものがたくさんあるからと言って、あれもこれも詰め込んでは、疲れてしまって旅を楽しむ余裕がなくなりますよね。

旅を楽しみたかったら、1日にたくさん詰め込むのではなく、むしろ数を減らして1つずつをしっかり味わった方が、旅の満足度は上がると思いませんか。

私は旅行する時にも、観光するところは、1日に一つか二つに絞ります(ええ、断腸の思いです)。そしてその1つか2つを存分にゆっくりと余裕を持って楽しみます。

けどその分、自分にとってそんなに大事じゃない部分(旅行で言えば移動や待ち時間など)で効率的にできるところ、例えば、最も効率的な移動方法を考える、ある程度下調べをして混みそうであれば予約をしておく。効率的に行き先を組み合わせる、などなど。

(もちろん「移動」や「待ち時間」も大事だと思う方は、そこもじっくり時間を使って、その代わり他のあまり重要じゃないところで効率化する、という意味です。)

効率化、時短と言うのは、あくまでもその旅を楽しむための手段。日々の生活においても私の考え方は同じです。

人生と言う旅の満足度を上げるために、自分にとって本当に今やりたい事は何なのかを考え抜き、それに取り組むために効率化や時短を工夫する。

そうしないと、やってもやっても(もしくはやればやるほど)満足することができなくなります。

また、自分が何にフォーカスするのかが曖昧なため、他の人を見ると、あの人はあれもこれもやっているのに私はこれしかできていない、と言う思考になってしまいます。

他の人が何をやっていようと、自分のフォーカスが決まっていれば、私もそれをやってみたいけど今はこちらにフォーカスすると決めているしこれ以上増やしたら逆にイライラしちゃうから、私はこれでいいんだと一旦冷静になることができます。

旅と同様、人生における時間は有限です。旅の行き先を1つ増やしたら、他の行き先を諦めるか、一つ一つの行き先にかける時間は減ることになります。

私にとっては、以下のことが大事だと思っています。
・おいしくて健康的な食事を作って食べること
・家族との時間を大事にすること
・娘に対して笑顔でいられること
・仕事で成果をだすこと
・毎日少しでもドイツ語や英語の勉強すること
・自分の興味のある分野の本を読んだり情報収集をしたり勉強したりして自分をアップデートできること
・毎日最低5、6時間、できれば7時間眠ること
・適度な運動して健康と、自分で自分の体を好きと思える程度の外見を維持すること
・快適な生活を送るために清潔で片付いた家を維持すること
・友人や家族にヘルプを求められたときは、上記のことを少し犠牲にしてもなるべくサポートすること
・他の人のために何かできることがあるのであれば少しずつでも無理のない範囲で取り組むこと。寄付やボランティアまでいかなくても、目の前の誰かを少しだけ手助けする、などでも。

もちろんこれらの優先順位や内容は時間とともに変わっていきますが、これらを意識していることが大事だと思っています。例えば友人の相談に乗るとき。

私は友人や家族のヘルプを求められたときはそちらを優先すると決めているので、相談に時間が取られて他のことが進まず自己嫌悪に落ちそうになっても、私は私の大事だと思うものに時間を使えているのでこれでいいと思うことができます。

もしくは、本を読んだり情報収集をするためにワイヤレスイヤホンでPodcastやオーディオブックをながら聴きすることを習慣にしていますが、これは私がこれらの活動が大事だと思っているからであって、すべての人がそうすれば満足度があがる、というわけではないのです。

逆に、上記のフォーカスにないことには、頑張らない・時間を使わないと決めることも大事です。

私の場合、メイクやファッション等は現時点ではスコープ外!と決めています。メイクやファッションも大好きなのですが、他の大事な事に比べると今の私の中では優先順位が高くないからです。

こういう風に考えるようになってから、例えば美容やファッションに力を入れている人を見ても、「素敵だな」と思う事はあっても、昔のように「あの人に比べて自分が駄目だな」と思う事はゼロではないですが、あまりなくなりました。なぜなら、自分は今違うことにフォーカスしているからしょうがない、と思うことができるからです。

もしも今あなたが、あれもこれもやっているのに満足できないと感じているとしたら、時短や効率化に取り組んだり、新しいことを始める前に、まず自分にとって何が大事か、そこまで大事でないものにも時間を使っていないか、安易に他の人と自分を比べていないか振り返ってみることをお勧めします。

(おまけ)

偉そうに書いてますが、私も最初からこんな風に考えられていたわけではなく、以前は自分と他人を比べて落ち込んでばかりいました。

そして、いろんなことが手につかなくなって更に自己嫌悪という悪循環。

30代半ばまで(今はもうすぐ38歳)いろいろ手当たり次第に頑張ってきて、色々達成したと思っても、「自分はまだまだだ…」という気持ちが大きく、周りの人たちと自分を比べてとても落ち込んだ時期がありました。

そこで、「やみくもに頑張るだけではどうも幸せにはなれないらしい」と気づき、「自分にとっての幸せ」を増やすために何ができるか考えるようになりました。

そこでの気づきが上で述べたような「自分の大事なことに意識をフォーカスすること」「それ以外はいさぎよく諦めること」でした。

「諦める」といっても、完全に諦めてしまうのではなく「今は諦める」に近いです。例えば上でも挙げたようにショッピング、美容、ファッションなども大好きなのですが、今はそれよりも他のことに時間を使いたいので、必要最低限にしています。でも、子供が大きくなって、仕事もひと段落したら、またそうした楽しみにも時間を使いたいと思っています。

また、新しいプログラミング言語、機械学習、AI、医療の最先端などもとても興味のある分野ですが、他にも仕事で今まさに必要な優先度の高い勉強が山のようにあるので、それらの分野については今は関連の記事を読んだりする程度で、きちんと取り組むのは少し先延ばしにすることに決めています。

私なんぞの体験でも何かのお役に立てればと思って書いていますが、サポート頂くと続きを書く励みになります。