世界一周コーヒーの旅!? 愛知県瀬戸市出身の山田姫奈さん
山田姫奈さんのnote発見
真夜中の思いつき
「瀬戸市出身の有名人でnoteを使っている人はいないかな?」
2024年4月6日の深夜にふと思った。
調べると山田姫奈(やまだやひめな)さんという方が熱心にnoteで執筆をされていることが判明。
山田姫奈さんは、2023年8月4日株式会社White Monkeyを立ち上げた経営者。
私と1つしか違わないにも関わらず代表取締役に就任していることに驚き、大尊敬。
noteの記事の中で「世界一周コーヒーの旅をします!」というタイトルが目に飛び込んで来た。すぐに、読む。
「むむむ、むっさ面白いやんけ!」
小学2年生のとき、長久手市と瀬戸市で開催された愛・地球博で外国の文化に触れたことがきっかけとなり、私は海外に興味を持つようになった。
小学5年生のとき、父親が辺境ノンフィクション作家の高野秀行さんの本をオススメしてくれた。高野秀行さんのポリシーは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」。イラクの謎の巨大湿地帯〈アフワール〉について書かれた『イラク水滸伝』/文藝春秋、学んだ言語は25以上!超ド級・語学青春記である『語学の天才まで1億光年』/集英社インターナショナルが近著。
山田姫奈さんの記事を読むと、高野本を彷彿とさせるワクワク・ドキドキが止まらなくなった。
noteの記事が、たとえ有料だとしても購入する。
単行本として出版されたら絶対に買う!
読書用、普及用、観賞用の3冊は最低でも手に入れたい!!
旅の目的は、「自分のコーヒー屋さんオープン」に向けての準備。
救ってくれたもの
昨年、私も心の病気になりました。
救ってくれたのは本。
様々な本を読んだ。
その中でも文学紹介者の頭木弘樹さんら12人の当事者・介護者が執筆された『病と障害と、傍らにあった本。』/里山社が印象深い。
病や障害の名前ではひとくくりにできず、誰とも分かち合えない想いから孤独に陥った際、外の世界と自分の内とを繋ぐ「窓」となる本が紹介されている。
心が落ち込んでいるときにぴったりだった。
しんどくなったときに心がほっと安らぐ本を紹介する。
そんな仕事がしたい。
これが私が図書館司書資格取得に向け勉強を始めた理由である。
私にとっての本が搗宮姫奈さんにとっては「コーヒー屋さん」なのだ!
旅の行き先
現地のコーヒー農家さんに話を聴きに行くとは!
普通の旅とはひと味も違う。
山田姫奈さんのnoteのマガジン「世界一周コーヒーの旅」とYouTubeチャンネルを拝見する。
今まで実際に足を運ばれた国は、ベトナム🇻🇳、ラオス🇱🇦、トルコ🇹🇷。
ベトナム、ラオス、トルコ!?
どの国も「行きたい」と考えているが、まだ行けていない国々。
私は社会人になってからも大学で専攻したアジア研究に関する書籍を読み漁っている程のアジアオタク。トルコは、ヨーロッパとアジアの境目と言われるから、乱暴に分類すると半分アジア。
「ベトナム=コーヒー」というイメージは、私の中にもあった。
瀬戸市にある「ベトナムデリ珈琲」というおしゃれなカフェには2回行ったことがある。とてもおいしかった。
トイレの壁紙に「店長募集中!!」と張り紙がしてあったのが印象的。
ラオスのコーヒーが有名であることは初めて知った。
村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか?』/文藝春秋は積読している。
積まれよ、さらば救われん・・・。
トルコのコーヒーも歴史があり、有名であることは少し知っていた。
2006年にトルコ人で初めてノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムクの長編小説『わたしの名は紅』/藤原書店の中に、16世紀末のイスタンブルの珈琲店が登場していた。
「めっさ旅の話を聴いてみたい」という気持ちがむくむくと湧いてきた。
コーヒーの生産量が世界一のブラジルが行き先に入っていないことも気になった。
私は深夜の変なテンションで山田姫奈さんにオンラインで取材依頼をすることにした。
「おいおい、ちょっと待てよ! 相手は、ウルトラマンブレーザーにも出演している人気役者だぞ」
聡明な読者の的確なツッコミが聞こえてきそう。
私は山田姫奈さんのことをコーヒー屋さんとしての側面しか知らなかった。実は、役者としての側面もある。
山田姫奈さんの主な出演作品は以下の通り。
「あんたって、みんなが知らないことをよく知ってるけど、みんなが知ってることを知らないよね!? 一般常識がないんだよ」友人によく言われる。
恥ずかしいことに、4月6日に初めて山田姫奈さんの存在を知った。
売れっ子役者という大前提の欠落。
無知ゆえに、無謀な依頼ができるのさ。
人気役者に取材依頼
瀬戸市内のコーヒー情報
依頼文をどのように書くか迷う。
取材を依頼するのであれば、相手にとってのメリットも提示しなければならない。
山田姫奈さんに私が提示できるメリットはなんだろう?
今のnoteのフォロワー数では、私の影響力はゼロに等しい。
頭の中を捏ねくり回して出てきたのは、
「瀬戸市内のコーヒー情報をまとめて紹介すること」
であった。
unknown cofee
ie珈琲
Art Space & Cafe Barrack
インフューズドコーヒー
取材の前の下調べも重要。
百聞は一見に如かず。
山田姫奈さんのコーヒーを注文する。
私の舌は子ども。
ブラックコーヒーは苦くて飲めない。
はたして飲めるのだろうか。
ストロベリー コーヒーバッグから試してみる。
お湯を入れ、濃いコーヒーを抽出。
では、一口。
ゴクリ。
「なんてなめらかなんだ!? 全く苦くない。いちごの風味もする」
一気に飲みほした。もったいない精神で、2回目の抽出。
次は、ミルクを入れてカフェラテに。
「おいしい」
大好きになりました。
家族からも大好評。
この美味しさの秘密はなんだろう?
答えは、精製方法にあった。
はい、完全に虜になりました!
質問したいことは、以下の2つ。
・noteで世界一周コーヒーの旅の記事をすべて執筆されたあと、書籍化する予定はありますか?
・第2回世界一周コーヒーの旅でブラジルに行く予定はありますか?
取材当日
『世界一周コーヒーの旅』書籍化計画
noteで世界一周コーヒーの旅の記事をすべて執筆されたあと、書籍化する予定はありますか?
⇛「今のところ出版の予定はないけど、書籍化してみたい」
瀬戸市の「まちの本屋さん」に搗宮姫奈さんの本が平積みされることを妄想。
春広堂書店
みうら書店
本・ひとしずく
第2回世界一周コーヒーの旅
第2回世界一周コーヒーの旅でブラジルに行く予定はありますか?
⇛「今のところブラジルに行く予定はないけど、行ってみたい」
実は瀬戸市とブラジルの関係は深い。
瀬戸市菱野団地には、私が大学生の頃から学習支援ボランティアをしているブラジル人学校「エスコーラ・パウロ・フレイレ 瀬戸」がある。
瀬戸市の中の小さなブラジル。
主にブラジル・ペルーにルーツのある未就学児から高校生までが在籍している。
ブラジルポルトガル語の母語教育だけでなく日本語教室「カンチーニョ デ サベール 瀬戸」も併設されている。
取材を終えて
矢野和幸にできること
すっかりファンになってしまった。
私が世界一周コーヒーの旅の力になれることはあるだろうか。
9月中に取得予定の図書館司書の職務内容の一部を確認してみる。
山田姫奈さんが、コーヒー調査に必要となる図書館資料についての読書案内は、お手伝いできそうだ。
同じ瀬戸市出身者として応援します。
読書案内(全て瀬戸市立図書館の蔵書)
田口護、旦部幸博『コーヒー おいしさの方程式』/NHK出版
堀口俊英『新しい珈琲の基礎知識』/新星出出版
メリー・ホワイト『コーヒーと日本人の文化誌』/創元社
ラニ・キングストン『コーヒープラネット』/グラフィック社
矢野和幸@STEP